食事の際、「あ、あの調味料が欲しい」と何度も食卓とキッチンを往復することはありませんか? せっかく食べているときに慌ただしくなりますよね? そんなときもラクするコツを、整理収納アドバイザーの三條凛花さんに教えてもらいました。
もう調味料を取りに動かなくていい!卓上の「ちょいたしセット」で解決
すべての画像を見る(全7枚)食事中、「そういえば、あれもほしかった…」とふと思い出して台所に立ち上がることはありませんか。あるいは、家族から「もっと塩をかけたい」「マヨネーズを取ってきて」と言われることも?
食事中に立ち上がることなく、落ち着いてごはんが食べられて、しかも、配膳時に1つポンと出すだけで、ほしいときにほしいものが手元にある。今回は、そんな収納のつくりかたを紹介します。
●飲食店にあるあの調味料セットの進化版
私がおすすめしたい、卓上調味の「ちょいたしセット」はこちら。
飲食店では、ちょいたし用の調味料が、ひとまとめにして置かれていることがよくあります。各席に1つずつ配置されているお店もあれば、調味料がまとめて置かれたスペースのあるお店もありますよね。
私の「ちょいたしセット」は、こうしたお店の知恵をヒントに生まれました。これが大成功! ゆっくり落ち着いてごはんを食べられる生活を手に入れられました。
●使うのはターンテーブルなど回転式のアイテム
用意するのは「回転台」「ターンテーブル」「ケーキ台」などと呼ばれるアイテムです。
どんなアイテムでも構いませんが「回る」のがポイント。テーブルのまん中に置いて、どの席からでも取りやすくします。
わが家で使っているのは、ネットショップで見つけた回転台。パッケージ等もなかったことから、おそらく海外輸入のノーブランド品だと思われます。大理石柄などおしゃれなものもあるので、テーブルや収納場所のサイズに合う、お好みのものを探してみてください。
回転台の導入を迷う場合は、まずおためしとして、空き箱やトレイなどを使ってみてください。各席からの取りやすさはなくなるものの、ひとまとめにして持ち運べるようにするだけでも、ぐっとラクになるはずです。
●「テーブル」と「食器棚」を往復させるだけ
ちょいたしセットのいいところは、調味料を1つずつ戻すのではなく、回転台の上に卓上調味に使うすべてのものをまとめてあるので、テーブルと収納場所を往復させるだけで済みます。
ふだんは食器棚などにしまっておくとホコリよけにもなります。配膳するときに収納場所から出して、テーブルへ。食後はまたこの棚に戻します。
ただし、「常温保存可能品」だけになるように注意してください。
わが家では、こんなものを入れています。
塩、コショウ、七味唐辛子、四川風辣油、花椒、ドライパセリ
塩・コショウのように、調理時にも使うものは、「卓上用」と「調理用」の2セット用意しておくと便利かもしれません。ふりかけや海苔は、透明なボトルに入れておくと見やすく取り出しやすいですよ。
これで、家族全員が自分の好みに合わせて味のちょいたしをしたり、ご飯のおともを食べたりすることが可能になります。
「ハチミツ」「ハーブソルト」「粉チーズ」なども向いていそうです。