夏においしい冷たいお茶(麦茶)。家族がゴクゴク飲むといつも容器が空っぽで、一日中お茶づくりに追われることも。「お茶って煮出さなくてもいいのかも?」と気づいたのは、「65点の暮らし方」について発信している一級建築士、整理収納アドバイザーのハギヤマジュンコさん。「粉でもいいし、なんなら水筒の中身は水でもいい」と気づいた過程について教えてくれました。
すべての画像を見る(全5枚)40代からは名もなき家事を手放す。お茶って煮出さなくてもいいのかも
これからの季節、大変な名もなき家事のひとつが「お茶づくり」ではないでしょうか?
水分補給はとても大切だけど、毎日大量に消費されていくお茶に、お茶づくりという名もなき家事に追われているような気がします。
気づいたら朝から晩まで、「お茶を煮出し、常温になるまで待ち、容器に移して冷蔵庫に入れて冷やす」こんなルーティンを何度繰り返していることか…。
子どもの成長と共に、少しずつお茶を煮出すことを手放してみたら、意外や意外! 家族も別に「お茶」にこだわっているわけではなかったようです。
●煮出しの時代。「煮出すのが当たり前」と思っていた
「お茶は煮出してつくるのが当たり前」と思い込んでいた数年前までは、お茶パックをお水から煮出す方法でお茶づくりをしていました。なかなか常温まで冷めないお茶にイラっとしながら、でも「これが当たり前」という変な思い込みがなかなか手放せない私でした。
子どもが大きくなるにつれ、毎朝こども園に持っていく水筒のサイズも大きくなり、お茶づくりのサイクルは短くなるばかり。私のイライラマックスの時代でした。
●水出しの時代。「水出し」でも普通においしいと気づいた
水出しのおいしさに気づいたのは、友達の家で出してもらったお茶に、「これどこのお茶?」と聞いたのがきっかけ。
さっそくわが家に帰ってつくってみると、普通においしい。水出し独特のすっきりした飲み口が家族にも好評で、煮出さなくても十分おいしいことを初めて知りました。
しかも、煮出すだけじゃなく、常温まで冷ます行為がなくなったことで、ものすごく時短に! しかも、夫が「お茶のなくなったタイミングで自らお茶づくりをしてくれるようになる」という副産物までついてきました。
「煮出す→冷ます→移す→冷やす」は、やっぱり面倒だと夫も思っていたようです。