なにかを始めるときに、強い決意をしたつもりなのに、三日坊主になってしまう…。なぜそうなってしまうのでしょうか? 公認心理師の川本義巳さんにすぐできることを教えてもらいました。

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やりたかったはずなの継続できない…3つの理由

「やりたいことができない」とか「やり始めたけど続かない」そういう悩みってありますよね。例えば…

「ダイエットしたいけどできない」「ダイエットはじめたけど続かなかった」

「運動したいけどできない」「運動始めたけど三日坊主で終わった」

「資格を取りたいとけど何もしていない」「資格の勉強を始めたけど途中でやめた」
こういった感じですね。

このように「行動したいけどできない」「うまくいかずにやめてしまった」という経験はみなさんおもちなんじゃないでしょうか? こういう悩みはコーチングでもよく取り上げられるのですが、私はこのパターンの相談を受けるときに「行動できない(続かない)3つの理由」というお話をします。

 

●(1) そもそもの目的があいまいだから

まず1つ目は「あいまい」だということ。これまでたくさんの人の相談に乗ってきて、いちばん感じることがこれでした。やりたいと思っていることがはっきりしていない人が結構多いのです。ちなみに「あいまい」というのは決して「悩んでいない」ということではありません。そのことに対してのリサーチが不十分だと思ってください。

例えばダイエットをしたいと思うのであれば、ダイエットとはどういうもので、どういった方法があって、どういう効果があるのかというのを細かく調べられているかどうかということになります。当然詳しい情報を持っている人の方が、打つ手が増えるので行動しやすくなります。

 

●(2) しっかり準備できていないから

準備する女性

2つ目は「準備不足」ということ。これは3つポイントがあります。

計画がはっきりしていない」。これから自分がやろうとしていることに対して、プランをつくりこんでいないため、行動する順序がわからないパターンです。

経験不足」。これは身もふたもないことですが、経験が少ないことはうまくいかなことの方が多いです。とくに初体験のことは経験値がないので、失敗する可能性がすごく高い。経験不足でうまくいかないことは練習をするかトライ&エラーを続ける必要があります。この辺。を想定の範囲内にしておくことがうまくいく秘訣です。

分析不足」。行動し始めるとうまくいかないことが起こります。または思っていたほどの結果が得られない場合もあります。それがきっかけとなりモチベーションが下がってしまうので、そのままやめてしまうということになります。これを防ぐために「なぜうまくいかなかったのか」についてちゃんと分析をする必要があります。理由がわかれば対策は打てますから。