お風呂に入ろう。そう思ったら、手ぶらで浴室に直行するだけ…そんな快適な住まいにしましょう。脱衣所に洗濯すみの着替えを常備すれば、わざわざ自分の部屋に取りに行く手間がはぶけます。新築を建てる際に、脱衣所にリネン棚をつくった日刊住まいライターは、その快適さに大満足。家事が時短になったというおまけもありました。
すべての画像を見る(全6枚)脱衣所にリネン棚をつくるメリット
筆者がリネン棚をつくろうと思ったきっかけは、夫の実家にあります。初めて帰省した際、夫は手ぶらでお風呂に入っていったのです。これは衝撃でした。
手ぶらがなぜ可能だったのか。そのわけは、脱衣所あるタンスにありました。引き出しに家族分のラベルが貼られたタンスには、下着やパジャマなどの着替えが、個別に収納されていたのです。
自室から着替えを持って入浴する習慣で育った私には驚きでした。「もし、注文住宅を建てる機会があれば、この仕組みを絶対に採用したい!」と決意したほど。
実際に建てて、2年住んでみて、やっぱり正解と思えた脱衣所のリネン棚の設置。そのメリットを紹介します。
●手ぶらで入浴ができる
最大の魅力は、やはり手ぶらでの入浴。リビングやダイニングで過ごしたあとに入浴する際、寝室や自室にあるクローゼットに寄り道する必要なし。ましてや、部屋と風呂の階が違ったら、階段の上り下りの手間まではぶけるのです。毎日のことですから、この差は大きい。とくに寒い冬場は、その恩恵を感じるのではないでしょうか。
●下着類を1か所に集約する事で洗濯の時短に
入浴時の利便性だけでなく、少し家事時短にもなります。というのも、洗濯済みの家族みんなの下着やパジャマを、浴室のリネン棚1か所のみに収納すればいいからです。みんなの部屋に足を運んで、それぞれのクローゼットに仕分けて収納…という手間をスキップできます。
●リネン棚設置で身につく子どものお着換え習慣
子どもの入浴においても、リネン棚はひと役買ってくれます。
定位置に着替えを常備することで、子どもが自発的にお着替えできるように。筆者には園児の息子が2人いますが、入浴してタオルで体をふいてやったあとは、自分で肌着とパジャマを出して着ます。親が用意する必要がなくラクです。
また、幼児のトイレトレーニング中も便利。子どもの突然のトイレの失敗に、あわてることもありません。下着を取りに別の部屋へ…と子どもから目を離すことなく、一緒にお風呂場に直行し、着替えが可能。脱衣所に下着類が常備されているだけでも、安心感すらあります。