なんとなく気分が鬱々として疲れやすい梅雨時期。もうすぐ50代になるエッセイストの若松美穂さんは、「自分自身が以前とは違うと認め、自分を甘やかそう」と提案します。梅雨時の暮らし方のコツを伺いました。
すべての画像を見る(全10枚)元気が出ない梅雨時期。「自分自身が以前とは違う」と認め、自分を甘やかそう
夏生まれゆえ、昔は夏が近づくと「私の季節がやってきた!」なんて勝手に思ったものです。しかし今は、自分でも予想以上に暑さに弱くなってきているのを感じます。
気温の上昇に加えて、空気が動かない埼玉独特の蒸し暑さ・ホルモンバランスなど、理由を考えれば色々あるのでしょうけれど、過度に、〇歳だからと悲観することは避けた上で、まずは「自分自身が以前とは違う」ということを認めようと決めました。
つらいと感じる梅雨から夏にかけて、体調を崩さないことの方が重要。疲れたときや忙しい日には、めいっぱい自分を甘やかすようにしています。
●1:朝ごはんは火を使わない
朝ごはんやお昼ごはんは火を使わないことをOKに。メイクをして着替えても、朝からバタバタしたら、出かけるころには汗だくになってしまいます。そうならないために、火を使わないラクちんごはんの日を増やします。
よく食べるのは、冷凍のアサイーやフルーツ・プロテイン・フレーク・ジャムなどをのせたヨーグルト。とくに暑い日は、常備している冷凍フルーツを数種入れるのも好きです。
食べないともたない…という日は、それに市販のパンとアイスコーヒーで十分です。
●2:首を冷やして夏バテを予防する
とはいえ、洗濯物を干したりと動くことは動くので、暑さを感じたら早めに、保冷剤を大きめのハンカチでクルッと包み、出かけるまで首に巻いています。
77歳の母も暑さは辛いようで、保冷剤をハンカチやストールに包み込み、首に巻いてお散歩に出かけています。
●3:業者にエアコン掃除を依頼。常に快適な温度を保つ
周囲に高い建物がなく、日当たりのいいわが家は、日中の暑さを放っておくと、夕方から夜にかけて、家全体に熱がこもったように暑くなります。
毎年梅雨時期からエアコンは必須なので、今年は春にエアコンの掃除を業者に頼みました。冷えるのも早く、とても気持ちのいい風です。
エアコンはタイマーを利用し、2階にあるエアコンのどれかが常に動くようにしています。暑くなった家を一気に冷やすというより、ある程度一定の温度を保つようにしているのです。
各部屋の扉をあけて出かけると、冷たい空気が階下に下り、1階も2階も心地いい状態になっています。