ウォークインクローゼットは、扉なし&換気口でカビは発生せず
すべての画像を見る(全9枚)どうしても窓のない閉め切った空間は、湿気もこもりやすく、空気循環もうまくいかないもの。ですから、ウォークインクローゼット(以下WIC)に扉をつけて仕切るかどうか、設計時にかなり悩みました。結局、扉をつけずオープンに設計。
そのうえわが家のWICは、空気の通り道になく、少し奥まっているので換気がしにくい空間。
そこで、ハウスメーカーからの提案で、WICに換気口を設置することに。換気をすることで空気が入れ替わり、湿気を逃すことができるのだと知りました。
家を建ててからこの10年間。WICに収納している衣類や小物類に、カビが発生したことはありません。WICを「オープンにする+換気口(空気循環)をつける」ことで、正解だったのではないかと感じています。
ただし、注意することも。それは、定期的に換気口の掃除が必要なこと。換気口の空気循環がスムーズにできなければ、効果が得られないのです。
風が通るように窓の設置を慎重に決定
ハウスメーカーの担当者から言われたのが、「梅雨どきに、家に湿気をためないようにするには、換気が重要」ということ。そのため、わが家では風の通りをよくするべく、窓の位置を考慮しました。
わが家の場合は、南から北へ風がよく通る環境です。そこで大きな窓を南と北へ設置しました。
加えて、どんな部屋でも、ドアや窓を開ければ自然と風が流れていくようなプランにしました。さらに湿気の多い日にはサーキュレーターを南側に置き、北へ風を流すように。快適に過ごせています。
べたつく洗面所の壁紙は、機能性重視の「吸放湿壁紙」に変更
洗面所の壁紙は、家を建てた当初、ほかの部屋と同様の凹凸のある壁紙を貼っていました。しかし、湿気の多い季節は、凹凸部分にホコリがたまりやすく、べたつくことが悩みに。
そこで10年目を迎えた今年、洗面所の壁紙を貼り替えることに決めました。やはりポイントとなったのが、湿気対策です。
以前の壁紙と異なる機能性の高い「吸放湿壁紙」を選択。壁紙自体もサラッとした質感の通気性のよりよいものにしました。
湿気の多い日に、新しくなった壁紙を触って確認。べたつきなく乾いていてサラッとした手触りです。カビの発生抑制も期待ができそう。