人気インスタグラマーのmiiさんが暮らすのは、築40年のヴィンテージマンションです。家族みんなが明るく健康的に暮らすためには家の中が心地良く過ごせる場所であることが大切だと考えたmiiさんは、入居の前にリノベーションを行い、自分たち家族の理想の間取りを叶えました。大前提としてあったのはその時々の家族の形に合わせて変化させられること。中古リノベマンションのこだわった部分と、今度の展望について話を伺いました。
築古マンションのリノベでもっともこだわった4つの部分
すべての画像を見る(全6枚)家全体の平米数は84平米。リノベーション工事では、家族のライフスタイルや好みに合わせて、その都度変化させていけるようなシンプルな内装にこだわりました。今回、とくにこだわった部分について教えてもらいました。
●家族みんなで作業できるアトリエ
「アトリエと呼んでいるワークスペースは夫が先導してつくったスペースで、リビング内にあります。家族みんなで作業ができるようになっています。今は子どもたちの遊び場となっていますが、これから成長するにつれて宿題をしたり、受験勉強をするスペースになっていくかもしれません」(miiさん・以下同)
アールデザインの立ち上がりの壁は、自分たちでも補修できるようシンプルな塗り壁にしました。家全体がシンプルだと色味や温かみがなくなりがちですが、その分の補填は娘さんにお任せ! 壁には娘さんがアトリエで描いた絵を掲示して明るさを取り入れています。
細部までつくり込まないことにより、家族の成長に合わせて変化させられる家が完成しました。
●使う人の意見がたっぷり入ったキッチン
家の中で、miiさんの意見を多く取り入れている場所がキッチンです。
「すべてオープン収納で、食器や調理器具の収納も私の好きなように配置しています。もちろん家族も使いますが、ここだけは自分にとっての使いやすさを意識してつくった“私だけの特別な場所”なんです」
もともと飲食の仕事をしていたmiiさん。以前の職場で食器を取り出すためにに扉を開けなければならないのが億劫だったそう。その教訓をいかし、自宅ではオープンタイプの収納を採用しました。
ちなみにオープン収納だと汚れが気になりそうな気がしますが、食器の整理ついでに棚のホコリもサッと拭けるので、汚れは意外と気にならないそうです。
ちなみに、食器は主にフランスのホテルで使われている量産のものを使用しているそう。ものは落としたりすると割れてしまうということを小さな頃から教えるのはとても大事ですが、今はまだ家族みんなで楽しく食事をすることを優先したいので、お子さんに「扱いに気をつけてね」「お皿を割らないでね」と注意せずに済むよう丈夫なお皿を中心に食卓で使っています。