昨今、「推し活」が注目を集めていますが、じつは50代以上でも大きな盛り上がりを見せています。今回、推し活をしたことで暮らしが好転した50代女性のエピソードを紹介します。

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50代の推し活。ときめきの対象がいると人生が明るくなる理由

そもそも推し活に定義はあるのでしょうか? 推し活事情に詳しいライターの横川良明さんに教えてもらいました。

「推し活は、好きな相手に対してポジティブな行動を起こすこと。ファンレターを書いたり、グッズを買ったり、SNSでコメントするなど小さな行動も立派な推し活です」

昨今、推し活は年齢問わず盛り上がりを見せており、50代以上でもハマる人が急増中なんだとか。

「子育てを終え、母としての抑圧から開放された女性が『自分の人生はまだこれから』と新たな楽しみとして推し活に目覚める人が多いように感じます。自分を解放して、『好きなものは好き』と言える時代になってきたのも大きいかもしれません」

そこで、推し活をしたことで、人生が好転した人を紹介します。

 

52歳、義母と共通の趣味ができ、関係も良好に【体験談】

両国国技館
国技館で観戦中の様子をパシャリ。「コロナ前は声を上げて応援していました。ストレス発散になりましたね」

52歳のちぃさんは、大相撲観戦をしたのがきっかけで、妙義龍関の推し活をスタートさせました。推し歴は5年。熱く語っていただきました。

「長年、趣味と呼べるものがなく、子どもが家を出てから夢中になれるものがほしいと思っていました。そんなとき知り合いに誘われた大相撲観戦をしたことが、私が推し活に目覚めたきっかけです。

テレビで観るより、お相撲さんは思った以上に迫力がありました。見た目は優しそうなのに、取り組みは命がけ。そのギャップにハマり、夫を誘って旅行気分で地方場所にも行くように。私の推しは妙義龍関なのですが、一度近くを通ったときに笑いかけてくれたのがうれしくて、情報を調べるうちに、すっかりとりこになりました。

じつは大相撲は近所に住む義理の母が好きなのですが、以前はテレビを見ても一緒に盛り上がることができず、正直会話に困っていました。それが今では遊びに行くと相撲を見ながら一緒に盛り上がれるように。義母より私のほうが詳しくなっているので、新しい力士について解説までしちゃいます。相撲という共通の話題ができたおかげで関係性もよくなったと思います。

コロナが落ち着いたら、両国国技館に行ったことがない義母を連れて一緒に観戦するのが目下の楽しみです」

 

5月24日発売の『これからの暮らしby ESSE vol.2』では、ほかにも推し活をして人生が変わった人たちを紹介しています。感動のエピソードが満載! ぜひチェックしてみてくださいね。

 

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