掃除に洗濯、料理にこまごました雑用…。家を整えるためにやることはたくさんあります。毎日のことだから、少しでも手間を減らしたいのが本音です。
整理収納アドバイザー、整理収納コンサルタント、クリンネスト1級、ルームスタイリスト1級など整理片づけの資格を数多くもっているまめ嫁さんは、ちょっとした工夫で家事の手間を省き、スムーズに回しています。今回は収納や家事をラクにするグッズとコツを教えていただきました。
「面倒だな」と思う部分を減らして、掃除をぐんとラクにする
収納方法を変えたり、便利アイテムを使うことで、面倒くさい掃除の手間を減らすことができます。
●優秀な収納ボックスで、掃除クロスの取り出しの手間をカット
すべての画像を見る(全15枚)掃除のハードルを下げるためには、気づいたときにさっとふけるということが大切です。まめ嫁さんは、掃除に使うクロスやメラミンスポンジをすぐ取り出せるようひと工夫しているのだそう。
「クロス類の収納に100円ショップで購入した、あけ閉めいらずの整理ボックスを活用しています」
こちらの「プルアウトボックス」はフタの取り出し口が柔らかいソフトビニールになっていて、十字に開いているのがポイント。
「フタをあけなくても手を入れて中身を取り出せるので、気づいたときに掃除グッズをすぐ出すことができます」
まめ嫁さんはメラミンスポンジ、掃除の際に使うビニール手袋、タオルをカットした掃除用クロスをこのプルアウトボックスに収納。
「3つをつめて洗面所の引き出しにまとめて収納しています」
取り出し口が大きく、ソフトビニールなので手が引っかかっても痛くありません。奥の方にあってもすぐ取り出せます。
「手を入れやすいように、ものを詰め込みすぎないのがポイントです。ポリ袋や排水口の水切りネットを収納してもいいですね」
●洗剤のつめ替えは、小分けキャップを使ってスムーズに
まめ嫁さんは、食器用洗剤や洗濯洗剤など、お得な大容量タイプを購入しています。
「このままだと使いにくいので、小ボトルやスプレー容器につめ替えているのですが、重い容器から移し替えるのは腕が疲れるし、洗剤をこぼしてしまってふくはめになったり…と、いつも大変でした」
そこで発見したのが業務用ボトル専用の小分けキャップ。手持ちの洗剤ボトルの注ぎ口にもぴったりはまりました。
これがあれば注ぎやすく、つめ替えの手間が半減されて時短になります。
「大容量タイプは注ぎ口が大きくて、以前は液だれしたりこぼしたりすることもありました。でもキャップを使えば解決!」
1個100円前後なので、リーズナブルなのもうれしいところ。
※つめ替え容器は洗剤の使用に対応しているか表示を確認してください。また、使用前に洗剤の注ぎ口と小分けキャップのサイズをよく確認してください。
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お手入れが面倒なキッチンのゴミ箱は廃止する
まめ嫁さん宅では、キッチンにゴミ箱を設置していません。
「S字フックやクリップを使って、必要なときだけビニール袋を引っかけてゴミ箱代わりにしています」
シンクには三角コーナーもありません。スポンジを入れているラックに、三角コーナー用ネットをクリップではさんで代用し、生ゴミを集約しています。
「シンクが広く使えるのでこの方が便利です。調理やあと片づけが終わったら、ビニール袋をまとめて勝手口に置いているゴミ箱にポイ。虫やにおいがつく心配もなくなるし、なによりゴミ箱のお手入れが不要なのでとてもラクです」
衣類の色落ち、傷みの心配など、洗濯のストレスを解決
お気に入りの洋服を洗濯するときは、色落ちが心配です。でも、わざわざ手洗いしてテストするのはかなり面倒…。そんなお悩みの解決に役立つのが、洋服を買うとついてくる、布やボタンが入った小さな袋です。
「ひっかけて穴が開いたときなどの補修用に便利ですが、補修してまで着続けたい服はごく一部。使わないままもて余してしまいます」
「そこで、わが家では洗濯での色落ちが心配なときに、この生地をまず洗ってテストしたり、防水スプレーでシミができないかなどのお試しとして使っています。衣類を傷めることなく試せるので、意外と便利です」
ただ、この小袋は放っておくとどんどん数が増えてしまうもの。布とボタンを100円ショップの小分け袋に入れ替え、夫婦それぞれ1ケースにおさまるだけと決めて保管しています。
「新しく服を買ったら簡単に見直して、処分してしまった服のセットを取り出すなど定期的にチェックすればあふれることはありません」
ちょっとした工夫で、毎日の家事が手間なくスムーズにはかどります。まめ嫁さんのテクニック、ぜひ試してみてください。