家を建てる際、階段や洗面所、トイレなど、プライバシーを確保したい場所の窓にすりガラスを採用。ところが住んでみると、夜間などは意外に中の様子がわかってしまうことに気づいた日刊Sumaiライター。これではまずいと、対策することにしました。どのくらい外から見えるのか。また、採用した目隠しシートの効果について語ります。

チェックのシャツを窓から50cmほど離した場所にかけて撮影
昼は見えにくい中の様子が、夜になるとここまでわかる!
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すりガラスは夜だとシルエットで動きがわかる

すりガラスを取りつけた窓

すりガラスは外から中の様子が見えにくく、適度な目隠し効果があります。明るさの確保もでき、カーテンをつける必要もないのでトイレなどにある小さな窓にもピッタリです。筆者宅では階段、洗面所、トイレ、勝手口、ウォークインクローゼットに採用しています。

でも、引っ越してからしばらくたったころ、夜に車で走っているとき、すりガラスのある家の前を通ってハッとしました。照明のついた室内だと、すりガラス越しにシルエットで室内の様子や動きが想像以上に見えてしまうのです。驚いて帰宅後、さっそくわが家のすりガラスを外から見てみました。

 

夜、すりガラスの前に家族が立っているところ

こちらは夜、すりガラスの前に家族に立ってもらって撮影した写真です。顔などはわからなくても、人が立っているのがわかります。こちらはトイレですが、トイレの扉の色が茶色ということもわかります。

ちなみに、記事の冒頭の写真は、チェックのシャツを窓から50㎝ほど離した場所にかけて撮影したもの。窓に近づくと、よりはっきりとシャツのデザインや色がわかります。昼間はすりガラス越しだとほとんど中の様子はわからないので、昼と夜でこんなにも透け具合が違うことに驚きました。

 

すりガラスの勝手口の前に人が立っているところ

同じようなすりガラスの勝手口。こちらはサイズが大きいので、勝手口の近くに人が立っているのがはっきりとわかります。夕飯の準備で勝手口付近に立つことは多いので、防犯のためにもなにか対策をしたいと感じました。

廊下や階段など通行するだけの場所ならそこまで気にする必要はないかと思いますが、筆者宅は脱衣所やお風呂、トイレが道路から見える場所にあるので、視線が気になります。