おいしく日持ちさせるために、あれもこれもしまいたくなるのが冷蔵庫。ですが、ほかの収納スペースと同じで、使わないものに場所をとられて、必要なものが見えなくなってしまうのは本末転倒…。
シンプルライフの達人、人気ブロガーの中山あいこさんの冷蔵庫は、要不要の線引きがきっちりしていて、見やすく収納しているから、本当に使いやすそう!
その秘訣を教えてもらいました。
ドアポケットは基本の調味料と手づくり調味料だけ。使わないものは置かない!
調味料はここにまとめ、使い残しなし!
「用途が限られる調味料は使いきれないので買いません。その代わり、基本のしょうゆ、みりん、酢などは、味のよいものを厳選」
手づくり調味料は透明の保存ビンに入れて、残量をわかりやすくしています。
●よく使う調味料は手前に置いてサッと取れるように
すべての画像を見る(全11枚)「できるだけ重ならないようにしまっていますが、基本の調味料だけは、使い忘れることがないので前後2列に収納しています」
取り出しやすいよう、とくに使用頻度の高いものを手前に。
●味が一発で決まる手づくり調味料を用意する
手づくり調味料を常備してフル活用。左からニンニクじょうゆ、塩レモン、塩麹、さしす(梅干しをさ〈砂糖〉・し〈塩〉・す〈酢〉で漬けて上がってきた梅酢のこと)、はちみつみそ、梅酢。
「料理が味わい深く仕上がるから、食材をおいしく使いきるのに欠かせません」
「たとえば、シンプルな肉野菜炒めも、みそとはちみつを2:1で混ぜたはちみつみそで仕上げれば、コクが出て一発で味が決まります」
●マヨネーズとケチャップは立てる収納でストレスなく使いきる
マヨネーズとケチャップは、マグカップに逆さに立てて最後まで使いやすく。
「大きすぎてあまり使っていなかったカップが、ここにぴったりでした。汚れたらすぐ洗えますしね」
あけたときにすべてが見える収納を徹底。冷凍室も使い残しナシに!
宅配の肉や魚、冷凍うどん、使い残しの野菜などがつまった冷凍室。
「入っている食材がひと目でわかるようにブックエンドを使って仕切り、立てて収納しています」
背の低いものは、紛れ込まないよう左のカゴに入れて。
●冷凍うどんはレスキュー食材として常備
冷凍うどんは、忙しい日のお助け食材。
「余った肉や野菜と炒めて焼きうどんにしたり、残ったカレーをだしでのばしてカレーうどんにするなど、あっという間に食事が完成」
●余りがちなショウガはすりおろして使いやすく
意外に使い残しがちなショウガ。
「最初に使うときにまとめてフードプロセッサーにかけ、保存袋に入れて薄くのばして冷凍します。
解凍の手間もなく、必要な分だけ折って使えばいいのもラク。
●肉は個包装で冷凍されたものを購入し分ける手間を省く
宅配で注文する肉は、100gずつ小分けして冷凍されたものを購入。
「薄切り肉は1枚ずつバラけるように冷凍してあるので、自分で冷凍するより手間もないし、必要な分だけすぐ使えて便利」
●傷みやすいニラは料理しやすく切って冷凍
日もちしないニラは、最初に使うときにまとめて洗ってカット。使い残した分は水気をよくきり、保存袋に入れて冷凍すればくっつきません。
「スープや炒め物などにさっと入れられ、使い残しなし」
必要ないものはそもそも買わない。あけたときに見やすく取り出しやすいしまい方を考える。冷蔵庫も収納も使いやすさの基本は同じなんですね。