おうちにいる時間が増えた影響で、お子さんとゲームをするようになったという方も多いのでは? 最近ではVRなどの仮想現実のゲームも増えてきましたよね。それはアメリカでも同じく、VRのゲームは流行し大人気なのだとか。今回は、アメリカ・シアトルに住んで十数年。子育てに奮闘するライターのNorikoさんに、アメリカで急速に市場が拡大しているVR(バーチャルリアリティー)について教えてもらいました!

関連記事

使い捨て歯ブラシがなくなるかも…。アメリカで注目の炭歯ブラシってなに?

アメリカのおこもり生活が生んだヒット商品

アメリカではマスク着用義務が学校や公共交通機関を含めほぼなくなり、任意となりました。国内旅行は盛況で、多くのアメリカ人が観光を楽しんでいます。

ただ、ワクチン接種は5歳以上にしか認められていないため、小さな子どものいる家庭などは手放しで喜べない状況が続いています。5歳から11歳までの子どもへのワクチン接種も、昨秋からようやく本格化しましたが、それまでは外出に気をつけていた家庭も少なくありませんでした。

●アメリカでは大人気の「VR」!

VR
アメリカで市場が急速に拡大しているVR(バーチャルリアリティー)
すべての画像を見る(全4枚)

そんななか、ゲーム世代を取り込んで市場の拡大に成功したのが「VR」。アメリカではついにユーザー数5,000万人を突破しました。IT企業やゲーム会社が集まり、VR開発の大きな拠点となっているシアトルでも、もちろん大人気です。

じつはパンデミックが始まる前、VR体験ができるゲームセンターを家族で訪れたことがあります。小部屋でグリーンスクリーンに囲まれながら、VRヘッドセットを装着し、両手にコントローラーを握りしめ、当時の最新ゲームを体験しました。

すでに次世代ゲームの主流となることは間違いなさそうな気配でしたが、ゲーマーの夫いわく、まだまだ「コスパが悪い」とのことで購入は見送りに。

そしてパンデミックにより活況となったゲーム市場で、ついに家庭用ゲーム機3強であるプレイステーション、ニンテンドー、Xboxをおさえて昨年のクリスマス商戦でトップに躍り出たのが、旧フェイスブックによる「Meta Quest 2」。VR最新機器がついに従来の家庭用ゲーム機の牙城を崩したというわけです。

●気になるVRヘッドセットの使い心地は?

購入したVR

わが家でもご多分に漏れず購入してみました。プレイするには、まず家具をどけるなどして、リビングルームで前後左右に動けるスペースを確保します。

そして頭のサイズに合わせてVRヘッドセットを調整し、装着。コントローラーを両手に持ち、起動して設定とチュートリアルをスタートさせます。オールインワンタイプのVRヘッドセットは充電式でワイヤレス。パソコンやテレビなどに接続することなく使えます。

コントローラーの使い方は「はじめてのQuest」というゲームで習得できます。ポインターを動かしてメニューを選択したり、物をつかんで放したり、キャラクターとダンスをしたり。初めて試したときの感想は、「意外とグラフィックがきれい」でした。

画面が美しくリアルであれば、より没入感が高まるので大きなポイントかもしれません。また、重さが気にならず、フィット感抜群のヘッドセットも◎。コントローラーの操作に慣れていくと、本当に手でつかんでいるようで不思議な感覚になります。