特売で買いだめした肉や、お弁当や夜食に便利な冷凍食品…。いろんな食材がぎゅうぎゅうに詰まった冷凍室は、きちんとストック管理ができていないと、使い忘れが発生しがち。

冷凍室の収納を極めれば、毎日の食事づくりやお弁当づくりがぐんとラクに! 自身も、2人のお子さんのお弁当づくりを日課にしているという、冷蔵庫収納家の福田かずみさんに、冷凍室の使いこなし技を教えてもらいました。

冷凍室にしまうものは、保存容器&ラベリングで徹底管理。見やすく取り出しやすく、使い忘れナシ!

わが家の冷凍室は、深型+浅い引き出しの2段式。どちらのスペースも、保存容器をそれぞれ2段までと決め、重ねて収納。
「定番のものは保存容器で場所を確保するとゴチャつきません。毎日のお弁当づくりもラクラク」

●よく使う薬味は引き出しを開けてすぐ目に入る1段目に

冷凍室上段
「保存容器は2段まで」というルールに
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レモン汁、ニンニク、ショウガのすりおろし、ネギの小口切りは、引き出し式の上段の、さらに1段目の特等席に。
「ここなら、調理中にすぐ出して使いやすいんです」

●1段目の保存容器を外すと…2段目が登場!

冷凍室上段タッパー

重ねすぎると、下のものが取り出しにくくなるので、2段までと決めておくのがミソ。

トレーにまとめた1段目の薬味を取り出すと、味出し食材のストックが。タラコや酒粕、桜エビなども冷凍で常備すれば、トッピングやうま味出しに活躍します。

●あき容器は戻してスペースを確保しておく

空き容器は庫内へ戻す

そのときにはなくても、定番食材用にあき容器を入れて場所を確保。

「ゴチャつかないための秘訣です」

●下段の引き出しは深さがあるので保存容器を立てて収納

冷凍室 下段

引き出しの深さを有効に使えるように、右側は中サイズの保存容器を2段重ねに。左側は冷凍用保存袋を、真ん中は保存容器を立てて収納しています。

あけたときにすぐ目に入るように、ラベリングも保存容器の側面に。

●保存袋はブックエンドで立てて取り出しやすくする

ジップロック縦にブックエンドでたてる

カレー、ソースやタレの残りなどは冷凍用保存袋に入れ、ブックエンドで立てています。

「まだ入るゆとりがあるぐらいが使いやすい!」

●下段の右側は中サイズの保存容器を2段重ねに

容器の中袋もの

引き出しの深さを活用するために、中サイズの保存容器を2段に重ねています。ミックスベジタブルなどを保存。

袋の口をねじるだけ

「容器のフタで押さえるので、袋の口をとめずねじるだけでOK」

忙しい日に大助かり! これだけはストックしておきたい冷凍ワザあれこれ

さっと加熱するだけのお助けおかずやご飯を、夕食やお弁当用に冷凍しておくと安心。
「ついでのときにまとめてつくっておき、使う分ずつ小分けにするのがオススメ」
薬味や下処理の必要な野菜も、すぐに使える状態にしてストックしておくと便利です。

●夕食やお弁当の助けになるものをストックしておく

・ごはん

小分けごはん

残りご飯を1食分ずつラップに包んでおきます。

「家族がおなかがすいたときもチンするだけ」

・お弁当のおかず

お弁当のおかず小分け

カボチャ、ひじきの煮物など、夕食のおかずをお弁当用にシリコンカップに取り分けて冷凍。

・から揚げ

から揚げ

揚げたものと下味をつけた揚げる前のものを2種類。揚げたものは甘辛ダレでアレンジ。

・ハンバーグ

冷凍ハンバーグ

夕食用に大きく焼いたものと、お弁当用に小さく焼いたもの。温めればすぐ食べられます。

●ニンニクは丸ごと&すりおろしで効率を上げる

ニンニク2パターン

ニンニクは皮をむいた丸ごととすりおろしの2種類を冷凍。

「すりおろしたものはラップに包んで。丸ごとの方は凍ったままスライスし、ニンニクチップなどに」

●面倒なゴボウのささがきはまとめて切って冷凍

冷凍ごぼう

ゴボウを毎回調理するのは面倒。買ってきたら最初に使うときに、1袋分全部ささがきに。

「冷凍保存しておけば、炒め物や汁物などに気軽に使えて大活躍」

●みそ汁の具は1回分ずつセットしておく

味噌汁の具

残り野菜を刻んでみそ汁の具用に保存。

「1回分ずつ小分けにしておけば、豆腐などを追加するだけで栄養満点のみそ汁が完成」

●干しシイタケは戻し汁ごと使って手軽にワンランクアップ

干ししいたけ

干しシイタケは冷凍用保存袋に水とともに入れ、冷蔵庫で1日かけて戻し、戻し汁ごと冷凍。

「あわてて戻すよりずっとおいしいですよ」

あけた瞬間に、取り出したいものがサッと手に取れる。下ごしらえがすんでいるからパッと使える。その便利さを手に入れれば、忙しい日の夕飯や毎朝のお弁当づくりも余裕! 達人のアイデア、試してみる価値大です。