年齢を重ねるごとに暮らしをアップデートさせて心地よく暮らしていきたいもの。この先の暮らしを快適に過ごすために、インテリア雑誌のライターとして活躍中の大野祥子さんも50代に入ったコロナ禍に一念発起。それまで荒れ放題だった家から、すっきりとした持たない暮らしを手に入れるまでの1年半の軌跡を紹介します。
すべての画像を見る(全11枚)1年半でこんなに変化!荒れ放題の部屋からすっきり暮らしになるまで
大野さんが娘さんと2人で暮らすのは築44年の団地風賃貸マンション。巣ごもり生活が続いたコロナ禍初期にそれまで荒れ放題だった部屋の見直しを決意。部屋ごとに不要なものを徐々に減らした結果、ものの総量は半分に。1年半の間にすっきりと変わっていった経過を振り返りながら、大野さんの“持たない暮らし”の変遷をたどります。
●1:ベランダでごはんを食べたら気持ちよかった!
ものが多いままコロナ禍の巣ごもり生活に入り、息がつまって…。ふと、ベランダにイスを出し、昼食を食べたら心が解放されて感動。部屋でも快適に過ごしたい意欲に駆られました。
●2:ベランダの写真をインスタグラムに投稿したら大好評
予想外の「いいね!」の数がうれしくて、部屋の中の様子を撮影し、写真をアップするように。「日々、ネタを探すうちに、ものの多さが気になり、減らすことを決意しました」
●3:引き出し1個から見直しをスタート
本腰を入れて捨てるのは初めてなので、小さな場所から開始。「ガラクタを捨てて、ケースで仕切って薬を入れたら見違えました」。成功体験で勢いづき、ほかも見直すことに。
●4:部屋ごとの見直しに着手
・まずは自分の寝室から
<Before>寝室
ものの要不要を見直すのは、共有スペースではなく、自分が主体的に判断できる場所から片づけるのがおすすめ。
<Before>寝室
自分しか使わない寝室を見直したあとに、おもに自分が使うキッチンとリビングを見直しました。
・終活を意識して必要最低限のものだけ残す
<before>リビング
取材で親の遺品整理が大変だったと知人から聞き、子どもたちに負担をかけないよう終活を考えるように。
<After>リビング
<before>書斎
「捨てるかどうか迷ったものもありましたが、終活を意識したら、すんなり捨てられました」
<After>書斎