欲しいところに収納をつくれるのはもちろん、最近ではサイズも豊富に、縦型のものや補助具も続々と登場して、活用の幅も広がっているつっぱり棒。
つっぱり棒に精通している整理収納アドバイザーの竹内香予子さんに、身近なアイテムをプラスして、より便利につっぱり棒を使いこなす、ワンランク上の活用テクを教えてもらいました。
つっぱり棒×他素材で、使い勝手がさらにUP!のスゴ技を紹介
たとえば、有孔ボードやネット状パネル、板などを組み合わせれば、飾り棚や間仕切りといった大型のものまで、あっという間に完成!
つっぱり棒でここまでできるの!? という驚きのワザを紹介します。
●ボードをプラス!背板をつけて間仕切りに
すべての画像を見る(全10枚)木材を補助具でつっぱらせてつくったディスプレイ棚。その背に、有孔ボードを取りつけてパーテーションに。リビングとキッチンをゆるやかに仕切りました。
「ほしいところに手軽に設置できる、自由度の高さも魅力。30分程度の組み立てで、部屋の印象をぐっと変えられますよ」
写真の補助具を木材の先端にはめ込み、ネジで締めれば、木材が縦型つっぱり棒に。
●横板をプラス!サイズがバラバラの掃除用具をコンパクトに引っかけ
キッチン壁面の掃除道具コーナー。木材2本を補助具で床と天井につっぱり、間に横板を固定。木材同士なので、ネジで固定するだけで完成です。
「長さの違う掃除道具をすっきり収納するため、横板を3枚使って高さを選べるようにしました」
フックには掃除道具をひとつずつ引っかけて、手に取りやすくしています。
●クリーナーもつっぱり木材に固定
寝室の入り口に、木材を補助具でつっぱり、クリーナーの定位置に。
「補助具を使って木材をつっぱると、重いものもつるせます。ネジで、専用の壁かけ器具を設置しました」
●ハンガーコートをプラス!玄関のわずかなスペースがコートかけに
玄関脇の来客用コートハンガー。
「置き型のスタンドハンガーと違って、省スペースに収納できます。狭い玄関を広く使えてすっきり!」
床と天井に木材を補助具でつっぱり、ひも状のコートフックを差し込んで、来客用ハンガーをかけました。
●ブックエンドを併用すればフライパンをきっちりしまえる
引き出しにブックエンドを耐震ジェルで固定し、フライパン立てに。両脇には横つっぱり棒を取りつけ、フライパンの転がりを防止しました。
「あけ閉めのたびに転がるストレスを解消できます!」
●スノコでたわみを防止。やわらか素材の引き出しを補強
つくりがガッチリしていない引き出しに、つっぱり棒を何本も使うと、バネの力でたわんでしまうことも。
「つっぱる両端にスノコを入れて、引き出しを補強し、たわみを防いでいます。厚みのある板でもOK」
アイテムをひとつたすだけで、つっぱり棒の活用法はどんどん広がります。気になるアイデアがあったら、ぜひ試してみてください。
※取りつけの際には耐荷重に注意してください。また地震の際などに落下してケガをしない場所を選びましょう