いつ、どこで起こるかわからない自然災害。外出先で被災した際には、自分の持っているものによって状況が変わることも。そこで、もしものときに役立つものをつめた“防災ポーチ”を日頃から持ち歩くことが、自分の身を守るために重要です。
「毎日持ち歩いても負担にならないし、普段でも便利なものばかり! 持っていて損はないですよ!」と教えてくれたのは、お笑い芸人の赤プルさんです。
じつは防災士としても活動している赤プルさん。今回は、普段持ち歩いている防災ポーチについて詳しく語っていただきました。
被災時に自分の身を守るために「防災ポーチ」を持ち歩こう
突然ですが、防災と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?
日々の備えが大切だとよく聞くけど、なにをしたらいいかわからない…そんな方が多いのではないでしょうか。
たとえば、今地震が起きたらどうするか、冷静に行動する自信はありますか? 想像もできない人が多いのではないでしょうか?
備えあれば憂いなし! 安全な状況にいる間に行動することで、不安は減らすことができます。
そこで私がおすすめしたいのは、もしものときに役立つ防災ポーチ。
防災ポーチとは、なにかあったときに役に立つグッズを入れたポーチのこと。入れるものを厳選すると、そんなに荷物にならないんです。
こちらは私が持ち歩いている防災ポーチ。見た目はとってもかわいいのに、頼りになるものがたくさんつまった自信作です。
ポーチについている丸い物体は小銭入れ。携帯電話が使えないときに公衆電話を使うために入れています。
このカラフルなバンドは、パラコードというひもを編み込んでつくられています。
写真のとおりキュートなブレスレットにもなるのですが、ばらせば1本の頑丈なひもになり、ケガをしている人を背負うことができるすぐれもの。災害時って頑丈なひもがなにかと役立つんです。
●防災士が選ぶマストアイテムはこちら!
続いては、中に入れているものを見ていきましょう!
・ポケットトイレ
災害時だけでなく、渋滞に巻き込まれたときの車中やエチケット袋としても便利。
・ビニール袋
とにかく幅広い用途で使えます。荷物にはならないし絶対に持ち歩くべし!
・小銭
念のためポーチの中にも小銭を。生活範囲内の公衆電話の位置を把握しておくとより安心です。
・ヘッドライトと予備電池
懐中電灯より、手が自由に使えるヘッドライトがおすすめです。
・ばんそうこうや綿棒などのアメニティ
・ブラシ
・マスク
・マジック
・ボールペン
・紙(メモ用)
・軍手
・ビニール手袋
・カイロ
・生理用品ライナー
以上が私が防災ポーチに入れているものです。これだけあれば、安心感がまったく違いますよね。
●バッグの中には、ほかにもこんな防災アイテムを
ちなみに、防災ポーチには入れないけど、常に持ち歩くようにしているものもあります。
・防災マニュアル
写真ではわかりづらいですが、こちらは名刺サイズ。名刺入れにしのばせています。
・携帯電話の充電器
・携帯電話のモバイルバッテリー
・アメ、ガム、ナッツ
災害時にはこういったお菓子が命をつなぐことも。低血糖になりやすい方はブドウ糖90%のラムネがおすすめです。
バックの中で存在を忘れないよう、透明なジップロップに入れ持ち歩いています。賞味期限の確認もしやすいですよ。
・リップ
・眉ペン
化粧ポーチとは別に、ティッシュケースなどに予備として入れています。
・頭痛薬などの常備薬
こちらもティッシュケースに。
さらに、ウェットティッシュ、ハンカチ、ティッシュ、歯ブラシセット、歯間ブラシ、ハンドクリーム、水も持ち歩いています。
水は事故などで電車に閉じ込められたときなど、身近なピンチにも役立つので、常に持ち歩きたいですね。
防災の知識を身につけていくと、持ち歩きたいものが増えていき、今はこんな感じになっています。
ここで紹介したものすべてを持ち歩く必要はありません。人によって必要なものは変わってくるからです。
参考にして、あなただけの防災ポーチをつくってみてくださいね!