4月からお弁当づくりが始まる皆さん、すでにお弁当づくりを続けている皆さん。毎日、しかも忙しい朝のことだから、不安なことや面倒だな…と思うことも多いですよね。そこで、ラクチン弁当が大人気の料理研究家・藤井恵さんに、新生活にぴったりな、とにかくラクに続けられるお弁当を教えてもらいました。
藤井恵さんが提案!お弁当づくりは「電子レンジ×100円グッズ」で劇的にラクになる
ポイントは「電子レンジ×100円グッズ」。この組み合わせで、お弁当づくりが劇的にラクになります。
●レンチン4分で2品同時につくれる!簡単弁当のポイント
著書『藤井弁当』で、「お弁当はワンパターンでOK!」と、お弁当づくりのハードルを一気に下げた料理研究家の藤井恵さん。そんな藤井さんが考案した「超速!レンチン弁当」は、ワンパターン弁当のさらなる進化系です。
ポイントは以下の3つ。
・おもな材料は2つだけ
・分量はすべて肉(または魚介)100g、野菜100g
・2品同時に電子レンジで4分(600W)加熱するだけ
「電子レンジでとっても簡単につくれるから、料理初心者の新社会人や、自分でお弁当づくりを始める中高生の皆さんにもおすすめです」と藤井さん。
●100円グッズを使えばさらにラクチンに
「さらに、100円グッズを組み合わせると、もっと手軽につくれますよ」と取り出したのは、100円ショップで購入できる、フタを回して閉めるタイプの保存容器(耐熱性の電子レンジ使用可のもの)。
すべての画像を見る(全5枚)「調理するときの容器にこれを使うと、ラップをかける手間も省けて、手軽につくれます。前日に下ごしらえまで済ませて冷蔵庫で保存し、朝レンチンする場合も、フタつきの保存容器なら手軽に保存が可能ですよ」
しっかり密閉できるものなら、お弁当箱につめる時間がないとき、できあがったおかずを冷ましてフタをし、この容器のまま持って行ってもOK。ご飯をつめる時間もない! そんなときはコンビニでおにぎりを買ってもいいですね!
焼くよりもおいしく手間いらず!鶏モモの照り焼き弁当
ここでは、定番人気の「鶏モモ肉の照り焼き弁当」のつくり方をご紹介します。電子レンジでつくれるのに、焼くよりもおいしく手間いらずの「鶏モモの照り焼き」に、超絶簡単な「ブロッコリーの塩ゆで」を添えた2品弁当。
「もう少しボリュームが欲しいなぁという人は、レンチンしている間に、炒り卵など、簡単な1品をパパっとつくって加えてもいいですよ」
100円フタつき容器を使う場合は、つくり方の(3)でかけるラップをフタに変えます。フタは少しずらしてそれぞれのせてください。
商品によっては電子レンジ加熱の際の使い方に指示がある場合がありますので、商品に記載してある使用方法や注意書きに従ってください。
●鶏モモの照り焼き弁当
【材料(1人分)】
★ブロッコリーの塩ゆで
- ブロッコリー 5房(100g) ※大きければ半分に切る
- 塩 小さじ1/5
★鶏モモの照り焼き
-
鶏モモ肉 1/3枚(100g)
- A[しょうゆ小さじ2 みりん、酒各小さじ1 おろしショウガ少し 片栗粉小さじ1/2]
(2) 鶏肉をひと口大のそぎ切りにして耐熱容器に入れ、混ぜたAをからめる。
(3) (1)と(2)にラップをかけ、2つ一緒に4分(600W)レンチン。取り出してそのまま1分おく。ラップを外してよくからめ、ブロッコリーは汁気をきる。
あとはお弁当箱につめるだけ! ご飯の上に梅干しを置くと、彩りもばっちりです。
Youtube「ESSEチャンネル」では、藤井恵さんの、100円保存容器を使ったお弁当づくりの実演動画『お弁当応援!ライブ』を公開中! 上記で紹介した「鶏モモの照り焼き弁当」のほか、「鮭のゴマみそ弁当」のつくり方や、お弁当づくりのコツなどを紹介しています。
また、好評発売中の別冊ESSE『超速!レンチン弁当』(藤井恵さん著、扶桑社刊)では、ほかにもレンチン4分で2品同時につくれるお弁当レシピを多数掲載しています。