毎日の掃除ではなかなか行き届かない、ドアノブ、スイッチ、鏡…などの細かい汚れ。
ついつい目をつぶってしまいがちな汚れを、さっときれいにしてくれるのが、アルコールスプレーのすごいところです。
「揮発性が高く、ふきつけたあとしばらくすると成分が飛ぶので、子どもやペットがいる家庭でも安心。手にふれる場所にも気兼ねなく使えます」と教えてくれたのは、ナチュラルクリーニング講師の本橋ひろえさん。
家じゅうのこまかい汚れを一掃する、アルコールスプレーの使い方を紹介します。
手軽に使えるから、掃除が苦手な人にもおすすめ!落ちにくい皮脂や油のベタベタ汚れがスッキリ
溶解作用があるアルコールスプレーは、手アカなどの皮脂やキッチンの油汚れなどをスッキリ落とすのも得意。見違えるほどきれいになります。
●ドアノブのくもりをピカピカに
すべての画像を見る(全10枚)みんなが手を触れる玄関のドアノブは、手アカ汚れがつきやすい場所。
「アルコールスプレーを直接吹きつけ、乾いたクロスでふき取るとピカピカに。家の印象も変わりますよ」
●リモコンやキーボードなどの家電にも
水ぶきできないリモコンやキーボードについた手アカ汚れは、アルコールスプレーでオフ!
「直接スプレーせず、クロスなどに吹きつけてふき取ります。こびりついた汚れもきれいに」
キーボードなどの細かい溝部分は、綿棒の先にアルコールスプレーをつけてこすります。
●スイッチについた手アカ汚れにも効果あり!
部屋の照明などのスイッチは、みんなが触ってベタつきがちですが、水ぶきすると故障の原因に。
「直接スプレーせず、クロスなどに吹きつけてケアを。汚れがすっきり落ちて清潔です」
●スマホのベタつきや汚れがさっぱり落ちる
画面を手で触るスマホは、表面がベタつきやすく、雑菌も気になります。
「乾いたクロスにアルコールスプレーを吹きつけてこすると、きれいになって安心して使えます」
●床にスプレーしてワイパーでふき取り
床のベタつきは、シュッとスプレーしてフロアワイパーでふき取るだけでさっぱり。
「素足で触れることが多い床は、ときどきこうすれば気持ちがいいもの。キッチンの床の油汚れにも有効です」
●鏡をふいてもあとが残らない
鏡の掃除にも、アルコールスプレーが便利。
「直接スプレーしてからクロスでふけば、あとが残りません」
ただし、曇り止め加工がされている場合は、加工がはがれるので注意が必要です。
●コスメのケースについた油汚れをオフ
ファンデーションの粉などがついてベタつきがちなコスメケース。
「ペーパータオルに吹きつけてから、ふきます。化粧ポーチの中もきれいをキープ!」
リップブラシについた汚れは、ティッシュなどにアルコールスプレーをしみ込ませてふくときれいに。
●油性ペンやクレヨンの落書きは原液で落とす
「クレヨンや油性ペンの落書きは、消毒用エタノールの原液をペーパータオルにつけてこすり落とします」
ただし、テーブルやビニールクロスの壁紙など、水ぶきできる素材に限ります。
●アルコールスプレーを使用する際の注意点
・引火性があるので、火のそばに近づけない
・手荒れしやすい人は手袋をする。かゆみなどアレルギー症状が現れた場合は、直ちに使用を中止し、医師に相談する
・ニスで塗装した家具やワックスがけした床に使うと、ニスが溶けてしまうことがあるので、目立たないところで試してから使う
・揮発性が高いので、換気をする