冬の間活躍したニットやダウンはおうちできれいに洗濯できれば、節約にもなります。ただ、家で上手に洗えない…という方に、おうちでの冬物洗いでおさえるべきポイントを3つ、クリーニングのプロである白洋舎の方々に教えてもらいました。
プロが教える失敗しない冬物洗いのコツ
すべての画像を見る(全10枚)ニットやダウンなどの冬物衣類がおうちで洗濯できたら、節約にもなって大助かり。ただ、洗濯できるか不安、という人も。
「まずは衣類の裏側についている洗濯表示を確認。水洗い可のものは、おうちで洗濯できますよ」と、高品質なクリーニング事業を全国展開する白洋舍の佐藤さんと谷村さん。「たとえば同じウールやカシミヤ素材でも、水洗いできる加工がしてあるものと、そうでないものが。表示を確認し、水洗い不可のものはクリーニング店にまかせましょう」(佐藤さん)。
自宅で洗濯するときも、洗濯前に汚れている部分を先にケアし、仕上げにひと手間かけることで、仕上がりに差がつくそう。「ポイントを押さえれば、風合いよく保てて衣類が長もち。お手入れが楽しくなります」(谷村さん)。
冬物洗い3つのポイント
●1:洗濯表示は必ず確認!
衣類の裏についたタグは、さまざまな洗濯表示がついています。最低限下に紹介する3つのマークの意味を知っておけば、自宅で水洗いできるかどうかの判断が可能に!
水洗いできない
オケに×印がついているマークは、家庭での洗濯不可。手洗いも控えて、クリーニングに出しましょう。
液温40度以下で弱水流洗濯
洗濯可能。数字は液温の上限で下線は洗濯機の水流表示。1本は弱い水流、2本は非常に弱い水流で洗濯可という意味なので、洗濯機のドライコースか手洗いを。線がなければ通常コースで洗濯OK。
手洗いできる
オケに手が入っているマークは、「手洗いができる」という意味。洗うときの洗剤液の温度は40度以下で、洗濯機での洗濯はNGです。
●2:ネットやブラシも上手に活用
冬物は素材に合わせて、洗濯機で脱水するときにネットに入れて傷みを防いだり、汚れやすい部分を洗濯ブラシで落としたりして。ニットのお手入れには、洋服用ブラシも必須。
洗濯ネット
ニットのセーターなど洗濯機に入れるときには必ず使って傷みを防いで。中身が動かないようぴったりサイズに。
洗濯ブラシ
ナイロンや綿など、摩擦に強い繊維の汚れ落としに。洗剤液をつけてこすると、皮脂汚れも効果的に落とせます。
洋服ブラシ
豚毛のものを使用。セーターやウールのアウターなどの汚れを落とし、毛の絡まりをほぐして風合いを保ちます。