1階に夫の両親、2階に自分たち夫妻が暮らす二世帯住宅のリノベーション事例です。もとは、23年前に建てたハウスメーカーの軽量鉄骨住宅。当初、夫婦は別の家を購入して住むことを考えていました。しかし、依頼したリノベ会社から「費用の面でぐっと有利になり、満足度の高いリノベができるのでは」と提案を受けて「実家リノベ」に方向転換することに。グルニエ(屋根裏部屋)もある開放的な住まいが完成しました。

キッチンでくつろぐTさん一家
壁づけだったキッチンは対面式に。会話も見守りもスムーズ
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広々としたLDKの主役はアイランドキッチン

奥行きを生かして通路をゆったりとさせたキッチン

奥行きを生かして通路をゆったりとさせたキッチン。「回遊できるアイランド型だからLDへの移動もラクです」(妻)。正面にはパントリーもあり、コーナー使いで見渡しやすいつくりになっています。

 

広いワークトップがある背面収納

広いワークトップが料理の盛りつけなどに活躍する背面収納。奥に置いた長年愛用している食器棚が収まる設計にしてもらいました。出窓はそのまま生かし、上部につけた棚とともに見せる収納を楽しめるスペースに。天板と棚板はおそろいの木材でコーディネート。

 

既存の鉄骨との間に、パントリーの目隠し用のカーテンを設置

既存の鉄骨との間に、パントリーの目隠し用のカーテンを設置。右手に色と形をそろえた柱を新設してバランスを整えています。

 

キッチン奥の洋室は壁の撤去でLDKとひと続きに

キッチン奥の洋室は壁の撤去でLDKとひと続きになり、キッチンに光がよく入るようになりました。「家事をしながらでも娘に目が届くので、将来は娘の勉強スペースなどに使いたいですね」(妻)。

 

屋根勾配を現しにすることで、部屋に入ったときの開放感が大幅アップ

屋根勾配を現しにすることで、部屋に入ったときの開放感が大幅アップ。頭上を交差する梁やブレース(筋交い)は、インテリアとして広い空間を引き締める効果も。

 

この住まいのデータ

  • ▼家族構成
    夫36歳 妻35歳 長女7か月 父69歳 母68歳

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    ▼リノベを選んだ理由
    「実現したいことがたくさんあったため、家を持つなら中古物件のリノベ」と当初から考えていたTさん。施工例が自分たちが求めるテイストに最も近かったリノベーション会社、フィールドガレージに依頼した。
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    ▼住宅の面積やコスト
    面積(2階部分)/87.67㎡ 工事費/約2000万円(税・設計料込み)
【動画】T邸の様子&インタビュー