乾燥しやすい季節は、体中のうるおいがどんどん失われて、あちこちガサガサ…といった悩みを抱える人も多いのでは? そこで今回は、乾燥予防に効果的な食材から入浴法まで、健康と美容のプロに対策方法をたっぷり教えてもらいました。
すべての画像を見る(全6枚)体じゅうのうるおい不足を解決するには…?
顔と並んで乾燥が気になるのがボディです。保湿は大事とわかっていても、時間がなくてボディケアは二の次になりがち。でも乾燥が進むと、かゆみが出たり、敏感肌に傾いたり、かかとが割れたりして、セルフケアでは立ち行かなくなることもあるから注意して!
●Q:入浴剤を使うと、乾きづらくなりますか?
A:血流がよくなるので◎。保湿成分入りを選んで
保湿力や保温効果の高い入浴剤を使うと、血流アップになり、入浴後もうるおいが保たれるのでおすすめ。「ただし、体を洗うと乾燥しやすくなるので、できれば入浴後もクリームなどで保湿ケアを」(内科、皮膚科医・友利 新さん)
入浴中に「うるおい成分」が角層内に浸透。外的刺激で荒れてしまった肌を、うるおい密度の高い肌へ導きます。
・キュレル 入浴剤〈医薬部外品〉420ml ¥1100〈価格は編集部調べ〉(花王)
Q:乾燥予防になる食材ってありますか?
A:色の濃い野菜×ナッツの組み合わせがおすすめ
「緑黄色野菜や果物、ナッツ類など、ビタミンA・C・Eを含む食品は、粘膜保護作用+抗酸化作用で高い保湿効果があります」(料理研究家、管理栄養士・金丸絵里加さん)。保湿成分のセラミドをつくるαリノレン酸は、アボカドやアマニ油で摂取を。
<美肌にいいビタミンA・C・Eはコレ!>
・ビタミンE:ナッツ類
・ビタミンA・C:緑黄色野菜
●Q:寒くて水分をとるのがおっくうに。乾燥と関係ある?
A:水分補給はマスト! 1日1~1.5Lが目安
肌から水分が蒸散するので、水分補給はしっかりと。「冬はトイレが近いからと飲み物を控えがちですが、体の内側が乾燥していたら肌も乾きます。保湿の意味からも1日1~1.5L、こまめに水分補給を」(友利さん)