「よく聞くけれど、いまいちわからない」という“お金ワード”、皆さんも多いのでは? 今回は「知らないだけでソンしているかも」と話す、ファイナンシャルプランナーのいちのせかつみさんに、知っているだけでトクするワードについて教えてもらいました。
すべての画像を見る(全6枚)控除とは、会社員でもできるソンなしの節税対策
「よく聞くけれど今ひとつ意味がわからない」という人が多い控除。多くの種類があり、知っているとトクする制度です。しかし自分で申告する必要があるので、知らないとソンする場合も。税金に関わるのでしっかり勉強して、年末調整や確定申告に生かしましょう!
●Q1:控除ってなぜ大事なの?
【A1:申告すると税金が安くなるから】
下の数式のように、税率は給与所得から所得控除を引いた「課税所得」にかかります。給与が上がらなくても所得控除額を増えれば、課税所得が減り、手取りの金額が増えることも! ただし、自分で申告するのが絶対条件です
<世帯年収400万円の夫婦だと、こんなに変わる!>
おおよその金額で計算しています
●医療費控除と雑損控除で13万円の差が生まれる!
ある家族は、医療費に年間21万円かかりました。また、昨年買った自家用車が台風で水没、修理代に80万円支払った(※いずれも保険未加入)と仮定します。(2)のように控除申告すれば医療費控除と雑損控除が受けられ、税金が13万円もおトクになります
(1) 控除を申告しなかった場合
(2) 2つの控除を申告した場合
医療費控除:21万円
雑損控除:80万円