年齢とともに家族構成や食べる量なども変化し、それとともに冷蔵庫の使い方も変わってきますよね。 食材のムダを出さない、節約したい、なるべく管理をラクにしたい。なるべくその方向は変えない冷蔵庫の使い方について教えてくれたのは、50代ブロガーの中道あんさん。自宅の冷蔵庫の管理法を公開してくれました。
すべての画像を見る(全4枚)冷蔵庫はムダをつくらず、家事をラクにする
先日、犬を遊ばせるために大きな公園に出かけました。雪がちらつくなか犬は大喜びではしゃいでいましたが、自分の体はすっかり冷えきってしまいました。家に戻ってからすぐに体を温めようとして、普段はコーヒーなのに珍しくココアつくってみました。冷えた体にココアって最高ですよね。
ただ、飲んだあとに、ふと気になってココア缶をひっくり返してみると、賞味期限が数か月も切れていました。あっちゃー。冷蔵庫にずっとあるのは気づいていたのですが、まさか期限が切れていたとは…。すっかり油断をしていました。
●うっかりフードロスをつくらないために
このように、わが家では、食材や調味料、粉類、紅茶、コーヒー豆を冷蔵庫で管理しています。基本、粉ものは常温で多湿をさけて保存するものですが、頻繁に使うものでもないので、虫や粉ダニが入り込まない冷蔵庫に保存しています。乾物用の保管棚のスペースも小さいので、保管しても大丈夫なものは冷蔵庫にいれています。そういった理由から、ココアも冷蔵庫に保存していました。
ただ、冷蔵庫に入れっぱなしだと、見た目がどうにもなっていないので、つい放置しがちです。今回のように賞味期限をすぎてしまう、うっかりフードロスの危険が高いです。だから調味料や食品などは、よく使うものしか購入しないことにしています。ココアはケーキづくりのために買った記憶があり、そのままになっていました。
冷蔵庫の中身はきれいに使いきることをモットーに生活をしています。
そのため、
・調味料のストックを置かない
・新しいものは安易に買わない
・今はもう家庭料理に凝らなくていい
以上の3点を意識しています。
●調味料のストックを置かない
調味料のストックを習慣にしてしまうと、それを保管する場所を持つことになり、掃除の手間や未来の消費のためにお金を使うことになります。そして、スーパーなどの特売商品を見つけると、つい「ストックがあったかしら?」と不安になって買ってしまうこともあるでしょう。いざ、家に帰ってみるとじつはストックしていたなんてことは1度や2度ではありませんでした。だからストックを買わないようにしています。もし、足りなくなったら、近くのスーパーかコンビニに走ります。
●新しいものは安易に買わない
また、スーパーにいくとおいしそうに見える食品や、珍しい食材に出会うことがあります。販促ポップについ惹かれちゃって欲しくなってしまうことも。そういう場合でも、お試し気分で安易にカゴに入れないようにしています。そのときは興味を持ったけれど、いざ家に戻ってみると、そうでもなくて調理するのを先延ばしにしてしまう。そのうち忘れてしまってフードロスに…。なんていう経験はありませんか。先日、いつものとは違うポン酢を買ってみたら、口に合わずに、いつものを買い直しました。冒険はやはりリスクだということを身にしみました。
●今はもう家庭料理にこらなくていい
子育て中は、バラエティーに富んだメニューを考え、子どもの喜ぶ顔をみることが幸せでしたが、大人になった今はそうでもありません。昔ながらのありきたりの和食がおいしいと思えるようになりました。「手の込んだものより、シンプルな調理法でいい」というのが家族の意見です。消費する量もわかってきているので、それ以上の分量は買わないようになりました。