多くの料理家が愛用しているキッチン用品をご存知ですか? その人気キッチン用品とは、刃物メーカー・貝印から発売している「SELECT 100」というブランドです。

料理家が愛用するキッチン用品「SELECT 100」はなぜ人気?

女性2人
貝印株式会社 藤野倫さん(左)と古井涼子さん(右)
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今回「ESSEトレンド調査隊! 売れてる理由はコレ★」では、人気の秘密とその裏側を貝印株式会社 マーケティング本部 藤野倫さんと古井涼子さんにお伺いしました。なぜ、「SELECT 100」は多くの方から支持を受けているのでしょうか…?

●創業114年!明治時代から続く刃物メーカーの歴史

まず貝印の歴史を簡単にご紹介すると、創業は1908年の明治時代

創業当時の写真
貝印創業の地

「もともとは輸入品から人気が出たポケットナイフをつくっていたのですが、1930年代に入るとポケットナイフの売り上げが減少。そこで、当時国産のものではなかった“カミソリの替刃”といった日用品をつくることになりました。以来、刃物メーカーとして発展を続け、キッチン用品では70年代から包丁の製造を開始。現在では「関孫六」や「SELECT 100」、外国の方に大人気な「旬」といった幅広いブランドに加え、身だしなみ用品などの展開もしています」(古井さん)

●家庭用包丁シェアNo.1の「関孫六」…っていったいだれ?

包丁2本
切れ味抜群の関孫六シリーズ(写真提供/貝印)

包丁売り場でよく見かける「関孫六(せきまごろく)」もじつは貝印の商品。名前のインパクトもさながら、切れ味抜群の包丁はいまや家庭用包丁のシェアNo.1です! しかし、「関孫六」ってだれなの? とふと疑問を抱いたことはありませんか…?

インタビューに答える女性

「貝印が創業した岐阜県関市には、良質な土や水、炭など日本刀づくりに良い環境が整っていました。そこに鎌倉時代に九州から職人が移り住み、多くの名刀が生まれたことが刃物の町・関の起源と言われています。の中でもとくに切れ味抜群の刀剣をつくる刀匠が『孫六』という方で、そこから『関孫六』と名づけさせていただきました」(古井さん)

刀鍛冶の信念の「折れず、曲がらず、よく切れる」のとおり、「関孫六」シリーズは切れ味が抜群! ラインナップも2000円などの低価格帯のものから、数万円もするものまで幅広く取り揃えているので、自分好みの包丁を探すのもいいかもしれません。