ラーメンのトッピングのなかでも不動の人気を誇るのが、やわらかくてうま味のしみ込んだチャーシュー。
これまで400軒以上のラーメン店を取材し、チャーシューのつくり方を学んだというラーメン評論家の本谷亜紀さん。その本谷さんが、「このレシピなら、おいしいチャーシューを簡単におうちでもつくれますよ」と太鼓判を押すとっておきのレシピを伺いました。
肉と野菜を煮込むだけ!家にある調味料で極上チャーシューが完成
おいしいチャーシューをつくって、おうちラーメンを充実させてみませんか? たっぷりのタレで煮込まれたやわらかいお肉は、何枚でも食べられちゃいます。
ラーメンにのせなくても、そのままおかずやおつまみに、細かく刻んでチャーハンやパスタにと大活躍しますよ!
今回のレシピで肝心なのは、お鍋の中で煮込んでいるチャーシューにあまり触らず「ほったらかす」こと。
煮込み途中のお肉はとても崩れやすいので、そっと扱うのがポイントです。
【材料】
・豚バラ肉ブロック 500~700g
・サラダ油 適量
・タレの材料[ニンジン1本、タマネギ1個、ショウガ(薄切り)1個分、ニンニク2片、ネギの青い部分1本分、しょうゆ500cc、みりん1/2カップ、砂糖1/2カップ、水100cc、料理酒100cc]
【つくり方】
(1)ニンジン、タマネギは皮をむいてザク切りにします。タレの材料すべてを鍋の中に入れ、中火で沸騰寸前まで温めます。
(2)タレを火にかけている間に肉の準備をします。肉をぐるっと力強く丸め、タコ糸で縦と横、交互にぐるぐるときつめに結びます。丸くなることをイメージしてください。
脂身の多い方を外側にすると、次のステップでカリカリに焼けておいしいです。
(3)フライパンにサラダ油を温めて、(2)を入れ、こんがりと焼き上げます。表面をじっくりとカリカリにして取り出します。中まで火をとおす必要はありません。
(4)タレにそっと(3)を入れます。
(5)弱火にし、あとはほったらかしに。ただし、30分に1回くらい引っくり返します。
(6)トータルで2時間ほど煮込んだら、冷まします。
この冷ます過程でぎゅーっとタレがしみ込みます。1晩おくとさらにおいしいです!
できたてはまだやわらかいので、切る際に崩れないよう気をつけてくださいね!
肉のうま味が溶け込んだチャーシューのタレ(通称「チャーダレ」)は捨てないでください。これは万能調味料で、チャーハンや炒めものに使えます。
このレシピは、人気ラーメン店のチャーシューを再現したもの。おもてなし料理にもぴったり。想像以上に簡単なので、ぜひトライしてみてください!