念願のマイホーム。物件探しには、時間と労力を費やすものですが、それが遠く離れた場所となるとさらに大変です。関東から中国地方への転勤をきっかけに、引っ越し先でのマイホーム購入を決意した日刊住まいライター。約3が月という期間内で、物件探しから契約まで行うことができました。現地に行ける機会も限られる、遠距離での物件購入がうまく行った秘けつを振り返ります。遠距離ならではの、ローンや契約の手続きの進め方もレポート。

建売住宅の外観
打ち合わせを極限まで減らして、手に入れたマイホーム
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現地での打ち合わせが多そうな注文住宅は、選択から除外

筆者は、夫と7歳と5歳の娘の4人家族。3年前に関東から中国地方に引っ越しました。

引っ越しの1年前ほどに、実家のある中国地方に転勤が決定し、引っ越しにあわせてマイホームの購入を決意。物件探しと契約を約3か月で行いました。

 

狭い洗面所

マイホームの購入を検討するとき、多くの人が建売住宅か注文住宅かの選択をするところから始めるでしょう。

注文住宅となると、内装や間取りなど何度も住宅メーカーとの打ち合わせをする必要があるため、遠距離では難しいだろうと考えていました。

物件探しを開始する前段階で、選択肢のひとつとして、念のため住宅メーカーにも足を運びました。土地探しや土地の購入手続き、さらに打ち合わせと少なくても5回は現地に行く必要があるという旨のスケジュールを提示されたため断念。

マイホームを注文住宅で、というこだわりは、私にはそれほど強くなかったので、この時点で注文住宅の選択肢はなし。建売物件一択で、物件探しを進めました。

 

約10件の内覧で、駅近の便利な立地の建売住宅を即決

そのなかでも、筆者が今住んでいる建売住宅に決めた理由は、駅が近く、周辺施設の充実している好立地にあるということです。約10件の物件の内見に行きましたが、購入した物件の内見で、夫婦ともにほぼ即決でした。

 

リビング内の階段

立地メインで新居を決定したので、住み始めてからは洗面所の狭さや、リビング内にある2階への階段など、間取りに関して気になった部分も多少ありましたが、住みやすい立地を優先したことは正解。快適に暮らせています。

 

最終確認で、家具の置き場所、窓枠の寸法を測っておけばよかった!

家の設計図

物件探しで現地に5日間滞在している間に、購入しようと決めた物件には、2度足を運びました。1回目は、何件か内見に行くうちの1件として、通常の内見。2回目はほぼ購入を決心した状態で、最終確認の内見という形です。

後悔したのは、このときにクローゼットや家具を置きたい場所、窓枠の寸法などを測っておけばよかったということ。

入居と同時にカーテンを取りつけたいと思っていたのに、窓枠の寸法がわからずカーテンレールとカーテンの購入が遅れました。結果、引っ越してから1週間はカーテンがない状態だったので実家に泊まることに。

引っ越しまで購入物件にこまめに足を運べない場合は、早めに家具の設置場所や窓枠など、細かく寸法の計測をしておくといいでしょう。