ここに気をつけて!年代別・お金の使いグセ<40代・50代>
●40代:身の丈・貧乏クジ世代
すべての画像を見る(全5枚)・就職氷河期で共働き世帯が当たり前に
バブルがはじけ、青春時代に不況を体験して「貧乏クジを引いたね」といわれる世代。就職氷河期に社会人になって、給料は頭打ち。デートは割り勘、結婚後は共働きが当たり前。身の丈志向で、ノーブランドの服を着こなし、自分らしさを大事にします。
節約志向が強く、日常生活では出費を抑えるものの、家族の絆を大事にするので、家族旅行やインテリアなど家に対してお金を使う傾向が。(牛窪さん)
・住宅ローンと教育費でお金の余裕ゼロ
40代は教育費がかさみ、もっとも貯蓄しづらい時期。住宅ローンの重圧もあり、まじめな人ほど繰り上げ返済に励みすぎて貯蓄がありません。
職場での立場も重くなってストレスが多いため、体を壊しやすいのもこの年代。いざというときに頼れる貯蓄を手元に残しておきましょう。ライフプランを立て、夫婦とも60歳以降も長く働けるスキルを身につけることが将来の安心につながります。(松崎さん)
●50代:楽観的バブル世代
・ブランド品大好き! 寿退社が一般的
バブル真っただ中に社会人に。ブランド品や高級グルメ、海外旅行をリッチに楽しみ、三高(高収入、高身長、高学歴)の男性と結婚して寿退社した女性も多数。今も買い物が大好きですが、もたない暮らしが広がってからは自粛気味。その分、グルメや旅行などのコト消費にお金を使います。
家計管理はどんぶり勘定。自分の家計を正確には把握せず、「老後破産」といった世間の情報に右往左往。(牛窪さん)
・生活レベルが下げられず老後に不安が
50代は、役職定年→定年へと収入が減り始める時期。でも、右肩上がりの時代を生きた後遺症のため「なんとかなる」と楽観的で、生活レベルを下げられません。気持ちをきり替えて、もらえる年金や退職金の額を調べ、リアルな数字で老後を考えないと大変なことに!
50代は子どもの学費が徐々に減っていき、貯蓄できる最後のチャンス。妻もパートで働き、半分は貯蓄して老後に備えて。(松崎さん)