寄付で地域の発展を応援、返礼品を楽しみつつ、税制メリットも受けられる「ふるさと納税」。年末が近づく今、盛り上がっています。 上手に活用している人も多いなか、じつは仕組みがよくわからない…どんなトクがあるの? という声も。 そこで今回は、ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんに「ふるさと納税」についてじっくり解説してもらいました。

家族でふるさと納税
節税のためにぜひ活用したふるさと納税。でも始めるなら知っておきたいことも!(※写真はイメージです)
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ふるさと納税を始める前に知っておきたい!おトクな人、そうじゃない人

昨年から、ふるさと納税の返礼品事情が変わってきている、と教えてくれたのは、ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さん。

「このコロナ禍、多くの自治体が生産者支援を目的に、バリュー度の高い返礼品を出すケースが増えているんです。“いいこと”いっぱいのふるさと納税を、今年もやらない手はありませんね」

とはいえ、税制面でのメリットを最大限受けるためには、仕組みをしっかり知っておくことが必要です。

「ふるさと納税は、好きな自治体に寄付することで2000円の自己負担分を引いた金額が所得から控除され、住民税も税額控除されます。ただし、所得や家族構成によって寄付金の限度額が異なるほか、別途控除を受けているなどの場合は、ただのお取り寄せになるので注意が必要です」

上限を調べ、寄付先や返礼品を選ぶのが賢い利用法と言えそう。
「ポータルサイトによって取り扱い品や内容も違うので、こまめにチェックを。決済方法やキャンペーン利用で、さらにおトクになる場合もありますよ」

●ふるさと納税の仕組み(ワンストップ特例制度)

ふるさと納税の仕組み

「気になる自治体、気になる返礼品を選ぶだけ。届いたら必ず申請書を寄付先の自治体に返送を。これで確定申告も不要に」(丸山さん)

●ふるさと納税でトクする人&損する人(※妻がふるさと納税をする場合)

ふるさと納税はおトクとはいうけど、どんな人がトクをして、どんな人が損するのか? 下のケースを参考にしてみてください。

得する人損する人

ふるさと納税のサイトなどで、自分の家族構成などで上限額を調べることもできるので、ぜひチェックしておきましょう。

丸山さんおすすめのサイトは、「ふるさとチョイス」。日本最大級の取り扱い数37万点超。ランキングや特集記事などの情報も豊富です。

「プライベートでも利用中です! 比較機能なども充実しています」(丸山さん)

●ESSE読者がリピートするうれしいふるさと納税の返礼品

・ビール

オリオンビール

「大好きなビールを箱で。買いだめしなくていいのもうれしい」

・おせち

おせち

「おせちを返礼品に。お正月もラクちんですよ!」

一見、複雑そうにも見えますが、まずはきちんと仕組みを理解してみましょう。少しの手間でおトクをゲットできる「ふるさと納税」、使える人は上手に活用を!

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