ブランド品を買ったときに手渡された紙袋、ちょっと厚手で高級感漂うたたずまい…そう簡単には捨てられないですよね。クローゼットの奥に、そんな紙袋の束が眠っていませんか?

「紙袋類の処分基準を決めることが大切です」

こうアドバイスするのは、片づけのプロフェッショナルである、ライフオーガナイザーの森麻紀さん。ご自身を例に、処分基準について語ってもらいました。

紙袋
高級な紙袋を持っていると、相手に期待させてしまうことも…!?
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相手に期待感を抱かせる紙袋は心苦しいもの

こんな経験、ありませんか?
スイーツが人気のお店の紙袋を持って待ち合わせ場所に現れた友人。
「もしかして、私にお土産!?」(心の声)
手渡された紙袋の中身は…貸したのをすっかり忘れていた本だった…。

自分の大好きなケーキ屋さんの紙袋を持って、遊びに来た友だち親子。
「もしかして、あそこのケーキ、買ってきてくれたの!?」(心の声)
紙袋の中身は、スーパーのスナック菓子だった。

相手に期待感を抱かせる紙袋は心苦しいもの

「あるある」という声が聞こえてきそうです。

そんな紙袋を持って現れたら、正直なところ、期待してしまいますよね。

なので、私の紙袋を捨てる基準は「相手に期待感を抱かせる袋かどうか」です。

●「もしかしてお土産!?」と思わせてしまう紙袋は処分する!

同じ理由で、ブランド品の袋や雑貨屋さんの袋、そして旅行先でもらった袋類も処分します。

これらの袋を持って友だちに会ったりしたら、「もしかして旅行のお土産かな?」と思わせたり、
たまたま相手の誕生日が近かったら「もしかしてプレゼント!?」なんて、期待させては申し訳ないので…。

でも、旅行から帰ってきたばかりの頃は、なんとなく捨てづらい物でもあります。ついつい記念に…なんて考えてしまうこと、私にもあります。
ただ、日がたつと、案外どうでもよくなる場合もあるものです。だから、旅行先でもらった袋類は、少しほとぼりが冷めた頃に見直すと処分しやすいと思います。とくに、次の旅行へ行った後はオススメです。

●渡せない・持ち歩けない紙袋は、取っておいても仕方ない!

持ち歩けない紙袋は、取っておいても仕方ない!

これまでお話しした処分基準の袋類、たとえば自宅に友だちや知り合いが遊びにきて、帰りになにかを持って帰ってもらう際に使えるのでは?

とも考えがちですが、今回の処分対象以外の袋類がまだ残っているはずなので、そちらを使えばOK!

袋類をとっておく理由は、だいたい、だれかになにかを渡すため。それから、持ち物が多いときのサブバッグ用という声が多いようです。

用途から考えると、しわや汚れのついた袋は除外した方がよいことがわかると思います。その上で、先ほどの、相手に期待感を抱かせる袋類を処分。

これだけでも、ずいぶんと袋類が減る方も多いのではないでしょうか。