夏を前に、ダイエットを始める人が増える季節。でも「食べないダイエット」はストレスがたまりますよね。

ダイエットプロフェッショナルアドバイザーの資格をもち、ダイエットにまつわる本も出版したMONAさんは、「私のように食べることが大好きな人は、"食べるダイエット"の方が成功率があがるかもしれませんよ」と語ります。そのポイントは「1日2回の間食」。

間食もうまく味方につけて15kgの減量に見事成功し、2年間リバウンドなしというMONAさんが実践している「間食メソッド」を教えてもらいました。

MONAさんのビフォア・アフター
MONAさんのビフォア・アフター
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失敗の末たどりついた「やせる間食」のとり方

ダイエッターのみなさん、「間食」してますか? 逆に「ダイエットしてるから間食はガマン」と思い込んでたりしませんか?

今より15kg太っていた私は、ダイエット開始当初、あまりに間食をとりすぎていました。なので、まずは間食をいっさいとらないことからダイエットを始めたんです。もちろん食事の量もガンガン減らしていました。

その結果…だいたい想像つきますよね。空腹による莫大なストレスがたまってしまい、食事の時間になると、想定以上の暴食をしてしまうように。

その反省から、「食べることが好きな私は、食べることをガマンすべきではない! いっそ、食べることを味方にした方がいい」という考え方に変わり、間食も積極的にとるようにしました。

そうしたら、ストレスを感じずに体重を減らすことに成功したんです。その秘訣を今回は披露します。

私の間食のルールはたったの2つ!

●(1)間食は1日2回食べてもOK!

間食は1日2回食べてもOK!

3食を糖質オフメニューにしたうえできちんととり、朝食と昼食の間、昼食と夕食の間に、合計2回の間食タイムをつくりました。もちろん、おなかが空いていなければ無理に食べません。

いちばんの効果は、間食をとることで「空腹による暴食」がなくなったこと。結果、1日の総カロリーを自然に減らすことができました(それまでどれだけ暴食してたんだ、って話でもありますが笑)。

そしてなによりも「空腹ストレス」がゼロに! 心も体も、かなり快適になりました。

●(2)間食=お菓子という発想は今日でおしまい!

私が間食に食べているのは、お菓子ではありません。そのおかげで、1日2回間食しても、逆に太りにくい体質になれたと思っています。

では、お菓子以外のなにを食べているのか?

栄養学の勉強も踏まえてたどりついた私の結論は、「間食とは、食事でたりていない栄養素を補うもの! とくに【タンパク質】【ビタミン】【食物繊維】を積極的に」という考え方。

手づくりおからシフォン(間食1回分)
おからシフォン(間食1回分)

それからは、手づくりおからシフォン(小麦粉の代わりにおからをつかったシフォンケーキ)、野菜(ミニトマトやブロッコリーなど)、ゆで卵、納豆などが、間食の1軍選手に!

冷蔵庫にストックしたり、会社に持って行ったりして、食事と食事の間にとるようにしました。

ゆで卵を1個食べるのが、私の定番スタイルです

とくにゆで卵は腹もちがよくてお気に入り! 友人にもよくすすめているのですが、実際にやせたという声も。ちなみに1回の間食で、ゆで卵を1個食べるのが、私の定番スタイルです。

●(番外編)お菓子とのつき合い方

なお、お菓子はいっさい食べないかというと、そんなことはありません。でも「本当に食べたいものだけ」食べるようにしています。

私は和菓子が大好きで、とあるコンビニの新作和菓子シリーズだけは、新作発売日など、特別なときにだけ買って食べるんです。

スナック菓子はそんなに欲しくならないんですが、和菓子だけは食べたくなるんですよね。たまになので、体重は増えていません。

ただ、そこまで執着のないお菓子なのに、つい買いたくなることも。そんなときは、まずは自問自答! 店頭で手に取り「本当にこれが食べたかったの?」と自分に問いかけて、心にワンクッションを置きます。

ハッとわれに返り、そこまで欲しくないと気づけるので、買わずにすむことが増え、お金のムダづかいも、時間のムダも、ムダな体重も減らせました。

日中、空腹によるストレスがないことが、ダイエットにとってどれほど気持ちよいことか! 簡単なことばかりなので、ぜひ取り入れてみて、苦しいダイエットから卒業してください。