マスクで隠れている唇は、ケアがおろそかになりがちなパーツ。マスクの下で蒸れたりこすれたりして、荒れが思った以上に進んでいます。さらに、冷房で乾燥が進んでカサカサに。
歯科医師、口もと美容スペシャリストの石井さとこ先生に、簡単にできる対策を教わりました。
マスク+冷房で荒れがちな唇のケア方法
今の時季、マスク生活と冷房で、思った以上に唇はダメージを受けています。
【マスク生活が原因】
・口を動かす回数が減り、血行不良に
・日中のリップケアがおろそかに
・マスクの下で、蒸れたりこすれたりしてカサカサに
【暑さが原因】
・冷房で乾燥しがち
暑い時季も、こまめにリップクリームを塗るなどケアを心がけて。
「マスクの下でもリップラインを描くと、気持ちが上がり、自然と口角も上がります。さらに、顔トレで血流をアップ! 唇の色がよくなり、見た目年齢も若く見えますよ」(石井先生)
●ぴよぴよぷー体操
1分以内&マスクのままでできる、血流をよくして、唇&顔の色つやがアップする体操です。
両頬の肉を、内側から強く吸って絞り込みます。そのまま唇を小鳥のくちばしの形にして「ぴよぴよ」と上下にあけ閉め。
深く息を吸い込み、両頬を「ぷー」と、勢いよく膨らませる。5秒ほどキープ。
最初は難しくても、慣れてきたら、だんだん上手になります!
●今すぐできる!日々のちょいテク
唇の荒れを防ぐ、ちょっとした習慣もぜひ取り入れましょう。
・口元メイクは、専用クレンジング&水で濡らしたコットンでオフ
乾いたコットンを使うと、つい力が入って刺激になります。専用クレンジングをつけ、水で濡らしたコットンで優しくオフして。
・隙間時間に口笛を吹く
口笛を吹くと、口の周りの筋肉が刺激されて顔トレ&唇の血流アップの効果が! 家事やウォーキングの時間に楽しんでも。
・NMKエヌエムケー(なめない・むかない・こすらない)を守る
唇表面はデリケート。なめるとさらに乾燥が進み、むくと傷跡の原因に。こすると色素沈着を招きます。
マスクのつけ方Q&A
今さら聞けない!? 基本をおさらい。
Q:夏は息苦しいので、ついついマスクを外してしまいます
A:あごマスクはNG、「小指で片ひも外し」がスマート
あごマスクは、ずらした際にあごについた雑菌を、また口元に持ってくるということ。水分補給などで一時的にマスクを外すときには、ほかのものに直接触ることの少ない小指を使って、片ひもだけ外すのがスマートです。
Q:飲食時などにマスクを外すと、置き場所に困ります
A:ティッシュ2枚使いで包んでバッグにイン
ティッシュを2枚少し重ねて広げ、その上にマスクをのせてくるっと丸めます。そのままバッグやポーチにイン。使い捨てられるので衛生的です。