小顔になるためのお手入れをがんばっても、一時的にしか効果がないという人はいませんか? 猫背など悪い姿勢で体の筋肉がゆがむと、顔の筋膜も引っぱられ、顔がたるんでしまうんです。

顔の筋膜から整えて、引き締まった小顔になる方法を、理学療法士で医学博士の竹井仁先生に教えてもらいました。

たるみをなくして若返りも!表情筋の筋膜リリース

竹井先生が提唱する「筋膜リリース」は、体をさまざまな方向に伸ばすことで、筋膜のゆがみをときほぐす動きのこと。リリースの間は、気持ちいいくらいの穏やかな伸ばし具合をキープします。表情筋の筋膜リリースをすることによって、小顔を手に入れましょう。

(1)両腕を肩の高さに上げて指でひし形をつくる

両腕を肩の高さに上げて指でひし形をつくる
表情筋の筋膜リリースで小顔を手に入れる
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姿勢を正してあごを引く。両腕を肩の高さに上げ、ひじを曲げる。左右の親指と人差し指をつけてひし形をつくる。

(2)肩甲骨から動かすように手を起こし10秒リリース

肩甲骨から動かすように手を起こし10秒リリース

あごを引いたまま、ひじを支点に肩甲骨から動かすようにして、両手を起こし10秒リリース。このとき、ひじが背中より後ろにいかないように注意を。

(3)あごを引いたまま、舌を突き出し10秒リリース

舌を突き出し10秒リリース

(2)の姿勢であごを引いたまま、舌をできるだけ遠く、斜め上に突き出して10秒リリース。

【NG例】

NG例

あごも一緒に上げてしまうのはNGです。

(4)「最大限の笑顔」で10秒、「目を見開いて」10秒、「手と顔を開いて」10秒リリース

10秒リリース

舌を引っ込めて口を閉じる。左右の口角を耳の方に引き上げ、最大限の笑顔をつくったら10秒リリース。次に笑顔はそのままで、目を大きく見開いて10秒リリース。

最後に口を大きくあけ、手の指も開いて、顔全体を左右上下に大きく開くように広げて10秒リリース。

(1)~(4)を3セット繰り返す。

※妊娠前期、後期の3か月の人は行わないでください。それ以外の時期は医師と相談を。また骨折治療中や、手術をして1か月未満の人、悪性腫瘍やがん、動脈りゅうのある人も避けてください。心配な場合は専門医と相談を