アメリカ生まれの会員制スーパー・コストコ。「コストコ食材、買ってみたい!」そうは思っても、量が多いために「食べきれない…」と諦める方も多いのではないでしょうか。
ここではコストコを愛用しているライフオーガナイザーの佐藤美香さんに、コストコ食材の冷凍を利用した保存法について詳しく教えていただきました。

コストコの大容量食材は冷凍がよし!サーモンは下味冷凍でお手軽ランチに

わが家では冷凍庫を活用して、コストコ食材を楽しんでいます。いくつかの例をご紹介いたします。

●ティータイムにおすすめ!大きなケーキは、小分け冷凍で何度も楽しむ

大きいチーズケーキ
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先日、友達に「おいしいから、半分ずつしない?」と誘われ購入したコストコのチーズケーキ。おいしいのはもちろん、ビックサイズで、1ホール1280円とかなりお得!

タッパーに分割したチーズケーキ

友人と半分ずつに分け、その日のうちに家族で食べても、まだ半分ほど残りそう…。そこで、1切ずつカットし、ラップで包み、潰れ・乾燥防止のため保存容器に入れて冷凍しました。

タッパーを持つ様子

1切ずつにカットするといっても、もともとの円が大きいので、中央から外側に真っすぐカットすると、一切れが長くなります。そこで、先に保存容器のサイズに合わせてカット。残ったものを、その日のおやつにしました。

部屋の温度にもよりますが、食べる30分ほど前に冷凍庫から出して、自然解凍でOKです。また、完全に解凍せず、半解凍くらいでも、アイスケーキのような感覚で食べられておいしいです。

●おひとりランチにおすすめ!サーモンの下味冷凍

コストコのサーモン、脂のりがよくてやわらかい! 大好きですが、小さなものでも1kg近くあり、購入するのに躊躇してしまいます。そこで、食べきれない分は、すぐ冷凍するようにしています。おすすめは、下味冷凍。

保存袋にサーモン

写真は、削ぎ切りして、しょうゆやニンニク・ショウガなどのつけ汁と一緒に、保存袋に入れたもの。早く冷凍できるように、アルミトレーにのせました。

こうして冷凍すると、凍った後に立てて保存できるので、在庫管理もラクですよ。

ご飯にサーモン

食べるときは、氷水の中に入れるか流水で解凍し、ご飯の上にのせるだけ。手軽でおいしく食べられるので、家でひとりランチなんていうときに活躍します。

このほかに、マリネ液に浸けて、マリネやサラダとして食べるのもいいですよ。

解凍するだけで食べることができる1品は、忙しいときや疲れたときにも心強いですね。

●おつまみがサッとつくれる!チャンジャの冷凍

試食して、気に入って購入しているチャンジャ300g。スーパーでよく見かけるものに比べると、少し大きめです。

チャンジャ

1回に少量しか使わないので、期限内に確実に食べきれる分を残し、冷凍しています。チャンジャは冷凍しても、氷のようにカチカチにならないので、ビンごと冷凍して、スプーンですくい取り使うことも可能です。

けれども、毎回冷たいビンを持ち、スプーンですくう作業を続ける自信がないので、ラップで1回分ずつ薄く平たくして冷凍。

冷凍チャンジャを持つ様子

薄いので、解凍も早いです。冷凍庫から出して、折り曲げながら小さくして、ほかの材料と混ぜたりして使っています。ゆでたジャガイモやキュウリ、クリームチーズと混ぜるだけで、ちょっとしたおつまみができ上がります。

冷凍することは、多少手間がかかります。けれども、長引くステイホーム。買い物の回数も減らしていきたいし、増えた食事の用意はラクにしたい。冷凍庫を上手に活用することは、ご自身の時間を生み出すことにもつながりますし、食材の無駄をなくすこともできます。この記事が、少しでもお役に立てばうれしいです。