テレビで大人気の伝説の家政婦・志麻さん。「えっ、この食材をそんな風に調理するの!?」と想像を超えた驚きがいつもあります。
「志麻さんの家の台所は、きっと広くて、いろいろな道具がそろっているんだろうな」というイメージはありませんか?
じつはけっして広くないし、最新機能もなし。料理だけでなく、キッチンもいい意味で期待を裏切ってくれています。
志麻さんのキッチン。台所は“楽しい”がつまっているのがいちばん!
「わが家の台所のベースは、ごくシンプルな業務用のステンレス。“好き”と“使いやすい”をつめ込みました。フランス人はDIYを重ねながら、自分好みの空間に育ていくことに喜びを感じるんです。私も料理する場所としてだけでなく、自分らしさを表現できる楽しい空間にしたい」と志麻さん。
どんな楽しいがつまっているのか、ちょっとだけ教えてもらいました。
●楽しいポイント1 カラフルな小物で彩る
基本はベーシックカラーにし、小物でカラフルに遊ぶのが志麻さん流。
「とくに冷蔵庫横は、実用性を忘れて思いきり遊ぶスペース」
かわいいものがあるとつい集めてしまうクリップ類。なんとコレクションは高校時代からのものも!
●楽しいポイント2 レジ袋はお気に入りのバッグに
レジ袋入れは、フランス修業時代に買ったお気に入りを修理しながら今も愛用中。
「保存容器の収納はあえて箱や引き出しでなく、ネット状のバッグで。通気性もよく、数が少々増えても大丈夫」
●楽しいポイント3 根菜類はおしゃれな木箱で保存
レストランで働いていた20代の頃、配達に来ていた青果店から譲ってもらった木箱。「ロゴがちょっと見えるだけでも、空間の中でアクセントになるんです」
●楽しいポイント4 スツールは踏み台代わり&ひと休みに
レンジ調理中の数分間など、ちょっとした合間にひと息。その間に料理本をパラパラ見ることも。
「踏み台として使うこともあるし、子どもたちがお手伝いするときにも活躍してくれます」
台所をどんな風にして、使いやすく居心地のいい場所にするかは人それぞれ。使う人によって違っていいのだと気づきます。機能的だけでなく、“楽しい”もキッチンに取り入れてみませんか?
ESSE5月号では、さらに詳しく志麻さんの台所を紹介しています。ぜひチェックしてみてください。