「春は肌が不安定になる時季。だからこそ正しい保湿ケアを心がけて」と話すのは、美容家の石井美保さん。ポイントを押さえた保湿ケアでトラブル知らずの美肌に導きましょう!
すべての画像を見る(全7枚)石井美保さんに教わる春のスキンケア
春は肌が乾燥しやすいとき。
「新年度で生活リズムが変わったり、長引くマスク生活で肌にストレスがかかると、肌のバリア機能が低下。うるおいをため込む力が弱くなるのです。また花粉や紫外線も肌にダメージを与える原因に。そのため春の肌は揺らぎやすいといわれます」と美容家の石井美保さん。だからこそ、冬と同じくらい力を入れてほしいのが保湿です。
「保湿ケアでうるおいが保たれていれば、ストレスや外的刺激に負けない肌になれますよ」
●油断しがちな春は乾燥の危険がいっぱい
<原因1>油断しがちな保湿ケア
「空気が乾燥していないから」と保湿に手を抜いたり、汗ばむからといってゴシゴシ洗顔するなど間違ったケアで、肌の乾燥は加速!
<原因2>グングン増える! 紫外線
春から急激に増える紫外線は、肌にダメージを与え、肌の保水力を低下させます。日差しは穏やかでも、油断せずに紫外線対策を。
<原因3>まだまだ続くマスク生活
マスクで肌が守られていると思いがちですが、摩擦で肌は傷つき、乾燥も。さらにマスクを外したとたん肌の水分が蒸散し、乾燥が加速!
●肌トラブルを招くケアをしていませんか?
この春は、例年以上に肌が揺らぎ、乾燥しやすく。毎日のスキンケアを見直して!
NG× くるくるゴシゴシ洗顔
毛穴やメイクの汚れを落とそうと、指先に力を入れてゴシゴシすると肌刺激に。泡の上から指を動かしても、力を入れれば肌摩擦に!
NG× 激しいパッティング
力強くパシパシたたくと肌刺激に。しかも、手のひらで力強くたたくと、化粧水は浸透するどころか、逆に飛び散ってしまいます。
NG× シャワーでジャーッとすすぐ
顔や体を流すついでに、シャワーで顔をすすぐのもNG。水温が高くなりがちなので、必要な皮脂まで奪う原因に。水圧も刺激になります。
NG× ちょっぴりケチケチづけ
たとえ高保湿の化粧水や乳液を使っても、量がたりなければ肌は乾きます。量はケチらず、肌がもっっちりするまでつけるのが鉄則です!
NG× 乳液省略
化粧水のあとに必ず使ってほしいのが「乳液」。
肌の水分と油分のバランスを整えます。肌が揺らぎやすい春こそ、乳液を省かないで!
●こんな生活習慣も、肌を乾燥させます!
× テキトーUVケア
マスクで隠れるからと、日やけ止めをサボったり、少量づけしがち。ムラやけや、シワなどの肌老化の原因に。
× 花粉症
鼻かみやマスクで乾燥が加速。なるべくやわらかいティッシュで鼻をかみ、いつもより保湿ケアを念入りに。
× すっぴんマスク
無防備なすっぴん状態でのマスクは、肌摩擦になって危険。マスク時こそ、日やけ止めやファンデで肌をガード。