おうち時間が長くなり「食器にこだわりたい」「もっとすてきな食器を使いたい」と思うようになった方も多いのではないでしょうか。でも、どんな食器がおしゃれで使いやすいのかわからず悩んでしまうもの…。
そこで、インスタグラムで公開するテーブルコーデや食器使いが人気のひとみさんに、失敗しにくい器の選び方や、最初の1枚におすすめの形について教えてもらいました。
ポイントは料理のイメージが3つ以上浮かぶかどうか。失敗しない器の選び方
器を集め出した頃は、人気の作家さんの器がほしい! とか、色や柄が気に入ったものを選んでいましたが、集めるうちにだんだんと自分のなかで器選びのルールができてきました。
そのルールは…。
「盛りつける料理のイメージが3つ以上思い浮かぶもの」それができたら買ってもよし! としました。
食器は普段使いすることでより楽しくなるもの。よくつくる料理で1つや2つしかイメージできない器は、きっと使用頻度が少なくなくなるので、どんなにすてきでも買わないことにしています。
●なかでも普段使いにおすすめは楕円(オーバル)皿
そうしてたくさんの器を集めましたが、なかでも楕円の器が使いやすくておすすめなんです。普段使いしやすくてお気に入りなのが、21cmの青い楕円皿と、23cmのリム(フチ)がある白い楕円皿です。どちらも大きめの中皿で、メイン皿として活躍してくれます。盛りつけ例と併せてご紹介します。
【21cm、青い楕円皿の盛りつけ例】
ムラのある青い楕円のお皿は、約21cm(和皿でいうと7寸)で大きめの中皿になります。
・その1:焼魚
この大きさがあれば、鯛の干物もすっぽり収まります。器の色味があると、地味色味のおかずをのっけただけでも、ちょっとすてきな雰囲気に見せてくれます。
・その2:ガス天やさつま揚げなどおつまみ
これまた地味なおつまみのガス天やさつま揚げなども収まりがよくちょっと高級な雰囲気に見せてくれ(笑)、晩酌が楽しくなります。ちなみに、ほかの器も同じ色味でそろえるのも雰囲気が出ますね。
・その3:ニョッキやパスタなどイタリアン
和のイメージが続きましたが、色鮮やかなニョッキなどの洋食を盛りつけるのもおすすめです。楕円皿に入れると大人な雰囲気も出てきます。ハンバーグ&サラダのワンプレートなんかもいいですね。
【23cm、白い楕円リム皿の盛りつけ例】
太めのリム(フチ)があって、少し深さのある白い楕円のお皿は約23cm(和皿でいうと8寸)のこちらも大きめの中皿になります。
・その1:カレー
カレー皿と名づけられていた商品なだけあって、カレーを盛りつけるととてもしっくりときます。
・その2:焼きそば
ごくごく普通の焼きそばもぐっとおしゃれな印象になりますよね。そう、とにかく楕円皿は見栄えをよくしてくれるのです…!
・その3:サラダをのせてシェア
1人分のごちそうを盛りつけるのにちょうどよいサイズ感なのですが、みんなでシェアして食べるおかずを盛るのにも使いやすいのも魅力。
ブロッコリーのサラダなど、ボリュームのあるものも、ただ盛るだけでとってもまとまりがよくきれいに盛りつけられたように見えませんか? リムがついてるタイプはより上品さもアップするように感じます。
サーモンのマリネのように汁気があるものも、コツいらずでレストランな雰囲気になり映えます。
私は大ざっぱな性格なので、楕円皿の包容力にとても助けられています。人が集まるときにも、見栄えがする楕円皿があると便利です。丸いお皿ほどテーブルの上で場所を取りませんし、縦横どちらでも使えるので「どちらが正面?」など悩まずに盛りつけられます。また、どの向きからでも取り分けてもらいやすいのもポイント。
年末年始に向けても大活躍間違いなしの楕円皿、今後器選びの参考にしてみてくださいね。