お笑いコンビ・千鳥(大悟、ノブ)が、MCを務めるバラエティー番組『千鳥のクセがスゴいネタGP』。人気芸人たちが、普段披露しているネタとはひと味違う“クセがスゴいネタ”を披露するという新しいかたちのバラエティーです。
今年10月からレギュラー番組となり、若い世代を中心に大きな話題となっているこの番組について、千鳥のおふたりにインタビューしました。
『千鳥のクセがスゴいネタGP』が話題!千鳥のノブさん大悟さんインタビュー
「ありがたいことに、レギュラー番組は増えているんですけど、すべての番組が変なんです。その集大成がこれ(笑)。それが僕ららしいのかもしれないですけど、疲れます、毎回。でも、うれしいですね」と、素直に喜びを語るノブさん。
●「こういうことをやりたかった」(大悟さん)
大悟さんは、「さまざまなおもしろい番組がつくられている今の時代に、お笑いのネタしかやらない番組は、芸人からしたらうらやましいし、こういうことをやりたかったので、番組のコンセプトからはずれんようにがんばります(笑)」と、おどけながらも、うれしそう。
タイトルには、千鳥がブレイクしたネタ「クセがスゴい」がそのまま入っていますが、意外にも、レギュラー番組では初めてのこと。ノブさんは、「“クセがスゴい”という漫才をつくったのは、もう15年前。タイトルになるのはうれしいけど、もうあんまりだれも言ってないんです(笑)。この番組の総合演出は、バラエティ『全力! 脱力タイムズ』などお笑いしかつくっていないプロの人たちなのに、今これをタイトルにするってどういうことなんやろ?」と首をかしげます。
すかさず大悟さんも、「本当にもうだれも言ってないです(笑)。ノブさえ、今はほとんど言ってない」と言いながらも、「“クセがスゴい”って、すごく便利なフレーズ。言ってはいけない言葉を言いそうになったときに使えばギリギリセーフだし、ネタ番組でも使いやすいかもしれないですね」と、ネタへの愛情を語ってくれました。
●「まともなネタはひとつもありません」(ノブさん)
番組には、俳優や芸人だけでなく、その家族や人気YouTuberなど多彩なゲストも登場します。
「幅広い世代やジャンルの人たちが出てくれています。ただ、まともなネタはひとつもありません(笑)。本当におもしろい人もいれば、まったく盛り上がらない人も。それを包み隠さず放送する番組なので、そこも楽しんでいただければ」と番組をアピールするノブさん。
大悟さんは、「全員が全員おもしろいネタではないんです。でも、なぜウケなかったのかは勉強になりますね。そういう人たちを切り捨てるのではなく、もう一回呼んで、違うネタをやってもらう。そして、前回はなぜウケなかったのか、今回はウケたのか、やっぱりウケないのかを考える実験番組みたいな役目もあるのかなと思います」と、笑いにストイックな一面を見せてくれました。
ゲストのネタに対して、千鳥の2人がどういうジャッジをするのかも見どころ。もしかしたら、この番組から、次世代のお笑いスターが誕生するかもしれません。
『千鳥のクセがスゴいネタGP』毎週木曜 夜9時
フジテレビ系全国ネット放送中
【千鳥さん】
大悟(写真左)1980年、ノブ(写真右)、1979年、ともに岡山県生まれ。2000年、漫才コンビを結成。NHK上方漫才コンテスト優秀賞、上方漫才大賞大賞などを受賞。現在、バラエティー『いろはに千鳥』『そろそろにちようチャップリン』『テレビ千鳥』『華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます!』『クイズ! THE違和感』などに出演