9月は防災月間。無骨な防災グッズをインテリアになじませるのに苦労している方もいるのでは。
「災害時にまず必要になる明かり。無印良品のアイテムなら、わが家のシンプルなインテリアのなかで浮きません」というのは、無印良品に詳しいブロガーのフネさん。詳しく教えていただきました。
いざというときのために。シンプルインテリアとなじむ、無印良品の明かり
私はミニマリストには程遠いですが「ものは少なければ少ないほど散らからず、迷わず、ラクに暮らせる」と思っています。そんなシンプルな暮らしを目指す人にとって両立が難しいことのひとつに「防災」があるのではないでしょうか。
インテリア雑誌に載るようなスッキリした部屋に防災用品は見当たりません。
ただ、地震や「10年に一度の」と言われるような災害が毎年のように起こっている今、防災への備えはむしろしっかり見直すべきだと思います。防災は「ものを減らす」ジャンルに入れてはいけないのです。
「無印良品の店のような家」を目指しているわが家は、シンプルインテリア。
そんななかでも「さりげなく」「堂々と」置いている、非常用の明かりについてご紹介します。
●(1) 非常時に自動で点灯する「LED持ち運びできるあかり」
すべての画像を見る(全6枚)東日本大震災のあと、関東では広く計画停電がありました。
そのときに買ったのが「LED持ち運びできるあかり」。家じゅうに数ある無印良品アイテムの中で「本当に買ってよかったもの」のひとつです。
値段がひとつ6890円と決して安くはないのですが、
・LEDなので球ぎれがほぼない
・充電式なので持ち運べる
・停電時や地震で充電スタンドから外れたとき自動で点灯する
・ドアノブなどに引っかけて使える形状
・光の強さが2段階ある
といった特徴があります。
防災用品にありがちな濃い色ではなく、無印良品らしい「真っ白」なところがインテリアの邪魔をせず、なによりおすすめな点です。
◆リビングはいざというときに手に取りやすい場所
リビング脇にあるデスクコーナー。なるべくなにも置かないように壁につけられる棚をデスクの前につけているのですが、持ち運びできるあかりもここに置いています。1階に降りる階段にも近く、いざというときに手に取りやすい場所です。
こんなにオープンな場所にあるのに、白いので壁になじんで存在感を主張しません。
◆子ども部屋に置いて停電時の備えに
子ども部屋は3階、親の寝室は1階にあるわが家。
夜に地震や停電が起こったら、まず自分で対処してもらいたい! ということで各部屋のベッドの近くに持ち運びできるあかりを置いてあります。
停電のとき自動で点灯するので、探すこともありません。
◆寝室では充電し、いつも使いながら備える
真っ暗だと大人だって避難ができないので、大人の寝室にも持ち運びできるあかりがあります。常に充電スタンドに置いて充電し、使いながら備えています。
壁の棚は、下に持ち運びできるあかりを置くことを想定した高さに設置しています。
●(2) 照明にもなる「LED懐中電灯・大」
リビングに懐中電灯はありますか? それはすぐ取り出せますか? 電池のサイズは覚えていますか?
わが家の懐中電灯は無印良品のLED懐中電灯・大。1990円です。
この懐中電灯の、なかなかほかにはない特徴は次の3つ。
・単3乾電池でも単4乾電池でも電池1本でも使用できる
・防雨形なので屋外でも使える
・縦置きでライトとしても使える
「電池のストックがたりない」「サイズが違う」という災害時あるあるを解決すべくつくられています。いざというときは、テレビのリモコンなどの電池を使えるのです。
単3が2本、単4が2本入るようになっていて、1本でも使用可能。本数が少ないほど光量は少なくなります。
画像は点灯させた状態ですが、見た目が直線的でスタイリッシュなので、インテリアにもなります。
●防災グッズこそ「出しっぱなし収納」すべき
もし夜に地震や台風での停電が起こったら、まず必要なのは明かり。
すぐ手の届く場所に準備するなら「出しっぱなしでも部屋の雰囲気を壊さないもの」をおすすめします。今回ご紹介した無印良品の2つは言うことなしです。
みなさんも今一度「もし今夜大地震が起こったら」と自分のこととして防災を考えてみませんか。
「備えあれば患いなし」
災害時は一人ひとりが準備していることが、ほかの人を助けることにつながります。