新型コロナウイルス感染拡大を抑えようと、5月6日までとされていた休校措置の延長を検討している都道府県が増えています。GW明けもすぐにもとの暮らしに戻ることは難しそうです。
今回はESSE読者231人にアンケートを実施し、休校中の家事やごはんづくりについて、家庭ごとにどんな工夫をしているのか聞いてみました。

※アンケートは4月中旬に行われており、状況が変わっている場合もございます。

休校で子どもたちと家事を分担!みんなのステイホーム事情

キッチンで考えている女性
1日3食つくるようになって献立に悩んでいる人多数!(※写真はイメージです)
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思いがけず訪れた長い春休みに加え、多くの企業がテレワークに移行したことで、自宅で家族と過ごす時間が増えています。「夫や家族が以前より家事を手伝ってくれるようになった」と回答したのは、48人。まずは、ごはんづくりの負担を減らした主婦たちのコツをご紹介します。

●給食のようにはいかないけれど、できる範囲でがんばればいい

「昼は麺と決めてしまいました! お昼は栄養を考えなくてもいいと決めたら、気持ちがラクになりました。休校は、子どもたちに家事を教えるいい機会になっています」(東京都・自営業・45歳)

「外出を控えている状態なので時間がたっぷりあります。子どもたちとトランプをしたり、お菓子づくりをしたり、ごろごろしたりと時間も気にせず楽しんでいます。給食のように栄養バランスもよく品数も豊富なメニューを毎日つくるのは難しいですが、基本は麺類や丼ものを昼食にしています。牛乳を飲ませたり、包丁を使わなくていい果物をプラスするなどして乗りきっています」(北海道・主婦・33歳)

休校が始まった当初は、給食がなくなったことで、お昼の栄養バランスに悩む主婦がたくさんいましたが、あえて気にしない! と割りきることで、精神的な負担が減ったという人がたくさんいました。

●子どもを巻き込んで料理を楽しもう!

「ゆっくり時間をかけてお手伝いしてもらったり、おやつや食事を一緒につくっています。子どもとの会話が増えました」(東京都・主婦・40歳)

「子どもが一緒につくれるように、ホットプレートでパンケーキを焼いてデコレーションを自分でやってもらったり、タコ焼き器でタコ焼き、オムライス、肉団子など焼いたりして工夫しています。」(神奈川県・アルバイト・41歳)

「子どもには、野菜を切ったりちぎったり、炒めたり、食器を並べたりと一緒に作業してもらっています」(愛知県・主婦・31歳)

●レンチンやカット野菜も大活躍!

一緒に料理ができると食育にも繋がると大評判です。一方、親がテレワークではない場合は子どもたちだけで食事を準備しなければならないシーンも。

「子どもたちだけで留守番をしてもらっているので、火を使わずにレンジで温めるお昼を用意しています」(神奈川県・アルバイト・42歳)

「子どもたちにお昼は好きなものをつくって食べてもらっています。夕飯もたまにお願いしています」(埼玉県・パート・46歳)

子どもが包丁や火を使わなくても安全に調理できるように、カット野菜や冷凍食品のおかず、ほったらかし調理ができる家電を活用している人もいました。

●夫が家にいると、安心感がUP!

ダイニング
夫が家事を手伝ってくれるという人も(※写真はイメージです)

「娘と二人のときはお昼ごはんを簡単にすませていたのですが、主人がテレワークで在宅だと、お昼ご飯をなにかつくらなきゃって頭を悩ませてしまいました。でも夫の通勤時間がなくなったので、朝ゆっくり夫と娘が遊べて、その時間に私も家事ができるので、家庭内にゆとりがもてました。私も夫が家にいてくれると安心します」(東京都・主婦・37歳)

「夫が野菜をカットしてたくさん小分けにして冷凍してくれているので、ご飯がさっとつくりやすいです。家族の時間が増えました」(福井県・教員・29歳)

「夫が有休を取って家事をしてくれたり、夕飯をつくってくれました」(千葉県・アルバイト・37歳)

●食費はこの際、割りきろう!

夫婦そろって、家事や育児に取り組む時間をつくれた家庭では、主婦たちの心の安定につながったようです。しかし、夫の在宅によって、出費が増えてしまったケースも…。

「主人が子どもをみてるのでほとんど外食しています。食費がかかりすぎるなとは思うけど仕方ないと割りきっています」(沖縄県・会社員・38歳)

外出自粛でレジャーにかける費用は減った家庭が多い様子です。しかし家での食事にこだわりすぎて新しい調理家電を買ったり、普段はとらない出前が増え、結果的に出費がかさんだという家庭もありました。

子どもたちの休校で感じたメリット・デメリット

勉強している子どもの様子
家で勉強させることの難しさを感じる人が増えています(※写真はイメージです)

公立学校の休校からもうすぐ2か月。在宅が続く子どもたちや生活をサポートする母たちの暮らしはどのように変わったのでしょうか?