年間貯蓄100万円超え!のスゴ技をもつ読者コンテストで、見事、『オカネジェンヌ』のグランプリに輝いた作下裕美さんは、月13万円を先取り貯金し、年間では合計180万円の貯蓄を達成しています。そんな貯めワザを探ったところ、意外なほどシンプルな方法だったことが判明! その秘けつを教えてもらいました。
簡単なのに効果絶大!「1分家計簿」で家計を管理
自身の退職や夫の転職で収入はダウン…。それでも5年で住宅ローンを完済したという、作下さん。
「途中で挫折しないように、1日1分でつけられる家計簿をつくって、月と年間の支出を管理しています」
その仕組みを早速チェックしてみましょう。
●月間家計簿で月の生活費を管理
すべての画像を見る(全7枚)ノートの見開き2ページに1か月の出費がつけられる、オリジナル家計簿を作成。
「できるだけシンプルに、1分でつけられる家計簿にしました。簡単で効果的だから、挫折せず続いています」
つける項目は、
・夫の月収と予算
・流動費(日々の出費)
・週の累計
・固定費(毎月決まった出費)
の4項目のみ!
グッズは引き出しにまとめて、すぐにつけられるように準備しておくのも続くポイント。
驚くほどシンプル!月間家計簿のつくり方
細かい口座分けや袋分けは苦手…という作下さん。代わりに編み出したのが「1日1分でつけられるシンプル家計簿」。
簡単につけられるから、ストレスフリーで継続中!
1:振込額をチェックし、月収と予算を記入
生活費の予算は、残業がない月の夫の収入を基準にし、固定費と流動費で月12万5000円に設定。
「私の収入は家計簿には記録せず、こづかい1万円と子ども費を除いて貯金に回しています」
給与明細も1年は手元においておきます。
2:日々の出費は日づけと用途のみ記録
月3万5000円の食費、2万円のレジャー費、5000円のガソリン代(冬は灯油代を入れて7000円)と予算を決めた流動費は、使うたび記入。
「内訳を書くのは負担なので、店名や『レジャー』など費目のみメモ」
記録の手間をカットするため、買い物は最小限に。
3:週に1回、予算内に収まったかをチェック
週1回を目安に流動費を集計し、出費のペースをチェック。「予算オーバーに気づいたら使い方を見直すので、予算が守りやすくなります」。食費とレジャー費は月予算だけでなく、週単位でも使いすぎていないかを確認。
4:固定費は番号ごとに金額を記録
1.水道、2.電気、3.スマホ…など固定費はそれぞれ番号を振り、家計簿には番号と金額をつけることで記録を簡単に。
「番号と費目はふせんに書き、使用中のページに固定しています」
ふせんを使い回すから効率的です。
家計簿はとことんシンプルに。だから続けられてお金も貯まる。達人のセオリーを参考に、まずは簡単な仕組みをつくって貯まる家計を目指しましょう。