織田裕二さん演じる負け知らずの敏腕弁護士・甲斐正午と、中島裕翔さん演じる経歴詐称の天才青年・鈴木大輔がバディとなり、さまざまな訴訟に向き合い問題を解決していくドラマ『SUITS/スーツ』。全米メガヒットドラマ『SUITS』を原作にした、スタイリッシュで痛快なリーガルドラマが、1年半ぶりに『SUITS/スーツ2』として帰ってきます。

主演の織田裕二さんに、意気込みや見どころを伺いました。

織田裕二さん
『SUITS/スーツ2』主演・織田裕二さんインタビュー
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「“言われたら言い返す”“言われなくても言い返す”甲斐正午。また、暴れ回ります」(織田さん)

今作で甲斐は、日本の四大法律事務所の一つ「幸村・上杉法律事務所」のシニアパートナーに昇格します。優秀で頭がきれる半面、ごう慢な性格で、勝つためなら違法ギリギリのきわどい手段を使うところは相変わらず。意外にも、織田さんにとって地上波連続ドラマのシリーズ化は初めてです。

「“言われたら言い返す”“言われなくても言い返す”甲斐正午という弁護士。紳士の仮面をかぶったオオカミ、野心家で自信家のちょっと小さい男。こういう役を演じるのは楽しいです。また、暴れ回ります!」

シーズン1は、アソシエイトとして働くニセ弁護士の大輔に、甲斐がボストン留学を勧めるところで終了。シーズン2では、甲斐が突然、大輔をボストンから呼び戻すところから始まります。前作同様、法律事務所に舞い込む複雑な案件を解決していく一方で、もう一つの物語も進行していきます。

●会社をファミリーに置き換えて見ることができるドラマ

甲斐と事務所の代表弁護士・幸村チカ(鈴木保奈美)が弱みを握り、事務所から追い出してた共同代表の上杉一志(吉田鋼太郎)が、復帰への意欲を抱いて動き始めます。それは、幸村・上杉法律事務所を揺るがす新たな闘いの始まりに。

「前作でも言ったのですが、このドラマは“ファーム(=会社)”を“ホーム(=ファミリー)”に置き換えて見ることができる作品。今作では、『幸村・上杉法律事務所』なのに、これまで登場してこなかった上杉という“ダメ親父”が帰ってきます(笑)。この縦軸が描かれることで連続性が高まって、よりスリリングで、次回が待ち遠しいという作品になると思います」

●会話のなかに隠されているテーマ

甲斐と大輔が見せる軽妙なやりとりは、今回も大きな見どころ。

「大輔くらいの年頃にとっての年半は、学ぶことがいっぱいあって、前作よりも成長しているだろうと思います。だけど、弁護士として一人前になっているかといったら、話は別。一方、甲斐はシニアパートナーになって、次のステップは代表になること。でも、プレーヤーとしては超一流だけど、経営者としては圧倒的に監督経験がたりない。僕は、このドラマを甲斐と大輔の成長物語と捉えています。2人の会話のキャッチボールのなかに、仕事とはなにか、大人のマナーとはなにかというテーマが、きちんと隠されているので、そこを大事に演じていきたいと思います」

歴代の月ドラマより長く放送することが決まった今作。2人の絶妙いなかけ合いがたっぷり楽しめそうです。

『SUITS/スーツ2』

4月13日スタート
毎週月曜夜9時(第1話は30分拡大)
フジテレビ系全国ネット放送

【織田裕二さん】

1967年、神奈川県生まれ。ドラマ『東京ラブストーリー』『振り返れば奴がいる』などでブレーク。映画『踊る大捜査線THEMOVIE』『ホワイトアウト』で日本アカデミー賞優秀主演男優賞受賞。ほかに、映画『アマルフィ 女神の報酬』『ボクの妻と結婚してください』、ドラマ『太陽と海の教室』『外交官黒田康作』『IQ246~華麗なる事件簿~』などに出演。

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