自分の黒歴史を赤裸々に描いた漫画を、インスタグラムで発表している大盛のぞみさん。2人の子どもを育てる母でもある彼女が、“ほっこり下品”な、ゆるい子育て漫画をお送りします。
今回はインスタグラムのフォロワーさんから寄せられた子育てにまつわるお悩みに回答します。
子育てがしんどい…フォロワーさんからのお悩みに回答!
すべての画像を見る(全5枚)今回は、「子育てで楽しいと思えないのはいつでしたか?」という質問にお返事しようと思うんだけど、私は正直息子が3歳になるくらいまで、楽しい!! というよりしんどい!! という思い出が多かったんです。
なぜかというと、なにか要求が通るまで大泣きしたりはもちろんなんだけど、息子は「いろんなことに対するこだわりがとても強い」「寝ない」「食べられるものが少ない」など、いろんな特徴があって。
いろんな育児書を読んで、関わり方が悪いのか? とか、愛情がたりてないのか? とか悩みの多い時期でした。
調べていくにつれて「これは…いわゆる広汎性発達障害というものでは…?」と思うように。
そこで、三歳児健診のときに勇気を出して保健師さんに相談すると、より詳しいテストをオススメしてもらって詳しく診てもらうことになりました。
詳しい検査の結果、出た診断はやはり「広汎性発達障害の疑い」。
それを聞いたときは、「そうかぁ…やっぱりそうだったかぁ…」という思いとともに、「療育に通わせられる!」とホッとした。
それまで、お友だちと遊べなかったり、気持ちの切り替えができなかったりで、私だけがしんどいと思ってたんだけど、「お願いだから、みんなみたいにがんばって!」と言われ続けていた息子もしんどかったよな、と心底思いました。
それから療育を経て、息子もだいぶ落ち着いたし、私も昔みたいに、普通にできないことで悩み落ち込むこともだいぶなくなりました。
そもそも、私が思う「普通の子になってほしい」ってどういう状態なんだろうというと、「なんでもそつなくこなすニコニコ機嫌のいい子ども」。
なんだけど、とてもじゃないけど私自身そんな子ども時代過してなかったなー、むしろほぼこなせない子だったよな、と。
息子は相変わらず、みんなと遊ぶのもあんまり得意じゃないし体育も苦手だし気持ちの切り替えも苦手だけど、すごく泥団子をつくるのがうまいし、計算がわりと得意です。
なにができないかよりも、なにをしてるときに楽しそうかを見ていくと、親もわりとハッピーなんじゃないかな? って大きくなるにつれてようやく思えてきてます。
【大盛のぞみ】
Instagramに
@imoootjya名義で投稿した“ほっこり下品”な手描き漫画が、今いちばんポップな闇漫画として大きな反響を呼ぶ。フォロワー数は約10万人超。2児の母。著書に『
のぞみ33歳。だだ漏れ日記』(扶桑社刊)がある