自分の黒歴史を赤裸々に描いた漫画を、インスタグラムで発表している大盛のぞみさん。2人の子どもを育てる母でもある彼女が、“ほっこり下品”な、ゆるい子育て漫画をお送りします。
今回はインスタグラムのフォロワーさんから寄せられた子育てにまつわるお悩みに回答します。
フォロワーさんからのお悩みに回答!産後ガルガル期の乗り越え方
すべての画像を見る(全5枚)今回は、「産後ガルガル期がしんどい!! 義母への対処、どうしよう!!」というフォロワーさんからのお悩みに回答します~!
【産後ガルガル期について】
私の産後ガルガル期は出産直後すぐに起きていたのです。
母子同室推奨の病院だったんだけれども、看護師さんが「眠れないこともあるし、疲れもあるだろうからナースステーションで赤ちゃんを預かりますよー!」と言われても「この子は私の赤ちゃん!!!! 一瞬でも目を離すことは断じてできない!!」と思い、退院まで1度も預けることができなかった。
入院中も、赤ちゃんを見に来てもらう義母and義父に対して、「ありがたいなー」という思いよりも「私の赤ちゃんになにかあるといけないから監視しなきゃいけない」という気持ちが強かった。義両親の息子をニコニコ見つめる顔まで憎たらしくなってしまってたなー…と、今思い返すと、懐しさとともに申し訳ない気持ちが込み上げてくる。
退院後も、「抱っこしとくけぇ、そのあいだに寝とき~」と言われても、私の心の中は「とんでもねぇ!! 危ねぇ!」の一言。
それからしばらくして様子を見に来てくれた私の祖母のアッコちゃんが息子を抱っこして泣き止ませてくれたりしたのも素直にありがとうと思えず、「私の抱き方が悪かったからなんやろうか…私がこの子のお母さんなのに…」と思ったりして、悲しくなってメソメソ。
そんなこんなで常に抱っこし続け休まずに育児を続けたところ、生後3か月目くらいに、ついにドケルバン病という手首から親指の腱鞘炎に。
それが起きても、ガルガル期は終わらず、姉にしか手伝いを頼めない難儀な日々。
その後も体の疲れと心の疲れとがんばりがこたえ、産後うつの扉をあけてしまっていたように思う。
今だったら絶対に義母でも母でも祖母アッコちゃんにでもお願いしてたよなあ、と思うんだけども「この子は私の子ども!」という母性本能の暴風雨は理屈やなんかじゃ止められなかった!
そして、ガルガルしてたときは「なんでこんなに嫌な気持ちになってるのに義両親はわかってくれないんだ。私超つらい」と思ってたんだけど、同じくらい頼ったり触らせてもらえなかった義両親もつらかったよね、といまだに心からごめんなさいの気持ち。
ザワつく気持ちを、察してほしいって思ってたんだけど、どう考えても義両親はエスパーではないし、口でちゃんと伝えておいたらよかったってホントに思ってる。そうしたら、同居スタートしてからもお互い頼ったり頼られたりしやすかったなあ。
これから先、かわいい子どもを助けてくれる手は多ければ多いほどきっといいから、内心「このクソババア…!」なんて思っても、義両親が真のクソでない限り「ありがとうございます~♡」の気持ちをもって接したら、きっと将来の自分が助かると思います。
ホホホ。なーんてね。わたしができなかったからね。
でも、とにかくひとつ言えるのは母性の暴風雨はいつか止むみたい。人一倍荒れてた私も落ち着いたからね。安心して今を楽しんでね!
以上。
と、今後も気まぐれに散々書かせていただこうと思ってるんですが私の場合子どもは2人だし、まだまだ小学生と幼稚園児だし、子育て成功!! なんてとても言えるような状況ではないので、「ふーん」とこれからもゆるーく読んでもらえると嬉しいです。
【大盛のぞみ】
Instagramに
@imoootjya名義で投稿した“ほっこり下品”な手描き漫画が、今いちばんポップな闇漫画として大きな反響を呼ぶ。フォロワー数は約10万人超。2児の母。著書に『
のぞみ33歳。だだ漏れ日記』(扶桑社刊)がある