できれば避けたいご近所トラブル。ESSE読者248人にアンケートを実施したところ、子どもがいる家庭での生活音においては、親自身も近所も双方の悩みが深い様子です。そしてグローバル化が進む現代ならではの、外国人によるゴミ出しトラブルの事例も。実際に寄せられたエピソードをご紹介します。

聞き耳をたてる夫婦
あなたの家の生活音もうるさいと思われているかも…(※写真はイメージです)
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子育て世代を直撃!子どもの生活音に悩まされる大人たち

「以前住んでいた建物が、隣の声がよく聞こえてきて困りました。『あちらの声が聞こえるということは、こちらの声も聞こえてる?』と思いました。でも、うちにもお隣にも赤ちゃんがいましたし、お互い様。会ったときは笑顔で挨拶するようにしていました」(東京都・主婦・35歳)

働き方が多様化する昨今、生活リズムが違うと、ご近所なのになかなか顔を合わせる機会も減るもの。「どんな人が住んでいるのかすら知らない」といった声も多く、子どもが立てる生活音には、当事者の家庭も下の階の住人も神経を使うケースが多いようです。

●けっこう響く?気になる子どもの生活音

耳をふさぐ女性
子どもの声や遊ぶ音は意外と響きます(※写真はイメージです)

「同じ間取りのお二階さんが、居間でよく飛び跳ねている様子。なにも言えず我慢しています」(北海道・主婦・26歳)

「数階上の住人のお子さんが夜10時あたり、ちょうど親が仕事を帰ってくる時間なのか、ドンドン暴れるなど足音がよく響いていました。1か月経った頃に、音に敏感な階下の住人から管理人を通じて、クレームの通知がマンションの全戸の郵便ボックスに入りました」(石川県・主婦・41歳)

子どもは家の中で走ったり、飛び跳ねたりしたがります。「直接文句を言いに行くほどの大きな音ではないから余計に対処に悩む」という声も多かった一方、事前に近所へ挨拶にまわったり、マットを敷いたりするなど、音の発信源となってしまっている小さい子どもがいる親側もかなり気を使っているようです。それでもコミュニケーションがうまくとれず、引っ越しを選んだ人もいました。

●謝罪に行っても会えず…

「2人目の子どもが歩き始めた頃、階下の住人に子どもの足音がうるさいと、管理会社を通じて手紙で何度か苦情を言われ、床)階下にとっては天井)をドンドンと突き上げられたりしました。菓子折りを持って謝罪に何度行っても出てきてもらえず。防音マットを敷き詰めたり子どもを走らせないように気をつけたりしていましたが、私が精神的に辛くなり、夫が引っ越し先を見つけて来て引っ越しました」(東京都・主婦・40歳)

未就学児までの生活騒音だけでなく、スポーツや習い事などをはじめると、またクレームになってしまうこともあるようです。

●子どものボールがうちの車に何度もぶつかる!

ボールを持つ子どもと子どもの手をつなぐ人
子どものボール遊びも続くとイライラ…(※写真はイメージです)

「アパートに住んでいたとき、駐車場で遊ぶことは禁止されていましたが、たまに遊びに来る子どもが駐車場でボール遊びをしていて、うちの車に何度もボールをぶつけていました。投げたボールのコントロールが外れると当たってしまう感じです。親は見ていないし、注意して面倒なことに巻き込まれるのもいやだし、幸い車に傷はなかったので、管理会社に電話して注意してもらいました。そこの家には直接注意をし、ほかの家にも手紙を入れて、角が立たないように配慮してくれました」(埼玉県・アルバイト・44歳)

当事者間で直接、注意をするとトラブルが大きくなりがち。管理会社を通して解決したという人は多かったです。

●ルールを守っていても騒音扱いに…

「近所の公園で子どもたちがサッカーをして遊んでいたところ、公園の隣のお家の人に『公園はボールで遊ぶところじゃない。もう来るな!』と言われました」(茨城県・主婦・34歳)

「実家が分譲マンションで、夜8時まではピアノの音はOKだったのに、ポストに苦情の手紙が入っていました。なので、ヘッドフォンで練習するようにしました」(福井県・教員・29歳)

行政が使用を許可しているグラウンドであっても、「音がうるさい」と近所のお爺さんに怒鳴られたという話も。「じゃあ、どこで練習すればいいの?」という子どもの問いの返答に窮してしまったという親もいました。

●生活事情が不明な親子の騒音トラブル

「実家裏のアパートに暮らす親子。親の怒鳴り声がひどく、聞いていられないほど。保育園に通っている姉妹は泣きわめき、ほかのお宅の住人が怒鳴り声をあげるほど。その後しばらくして親子は引っ越しで行きました。たぶんクレームがあったんだと思います。シングルマザーだったこともあり、大変なのはよくわかりますが、近所のクレームになってしまうというのは大ごと。私も反面教師にして気をつけたいです」(東京都・会社員・38歳)

泣き止まない子どもの声など、異常な状況に気がついた場合は、事件の可能性もあるので、警察などに早めに相談する勇気も必要かもしれません。「これって、もしかして虐待では?」と、心配になるような物音に驚いて、実際に通報したという人もいました。

●聞こえてくる母親の怒声

「騒音の内容が、明らかに母親の怒声で、小さいお子さんがいる家庭だったのですが、泣き声もしなくなったのでヤバいと思い警察に通報しました。けれども、その後の経過などは個人情報なので教えてもらえませんでした」(愛知県・主婦・43歳)

続いて、SNSの発信モラルやゴミ出しマナー、マンション内での押し売りに困っているという人の声です。