いまや、スマホアプリは貯蓄ツールのひとつともいえるほど。エッセ読者にアンケートをとったところ、貯めてる人こそ、アプリを駆使して効率よく貯蓄に励んでいました。気になるその使い方を紹介!
ファイナンシャルプランナー・前野彩さんと、消費経済ジャーナリスト・松崎のり子さんからのアドバイスも必見です。

スマホとペンを持つ女性
アプリを駆使して貯めている人も多いんです(※写真はイメージです)
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スマホアプリなら面倒な家計管理がウソみたいにラク!

貯めた人が家計管理に活用していたのがスマホアプリ。
「家計簿アプリは、口座やクレジットカード、ポイントカードも登録でき、家計の全体像が一覧で見られるのが最大のメリット。レシートを撮影すれば記録してくれるなど、手書きの苦労からも解放されます。自分の使いやすいものを選んで、活用を」と前野さん。

年100万円超えの貯蓄をしているエッセ読者に聞いた、人気の家計簿アプリを紹介します。

●【Zaim】レシートを撮影するだけ!入力不要の気軽さが魅力

レシートを撮影するだけで費目別に分類し、記録する機能に定評が。月収や住居費など家計バランスから自動で予算を設定し、お金を使うたびに残高と1日に使える額が表示されるので、使いすぎ防止にも。

・スマホでつけてパソコンで分析。夫婦で家計管理するように

買い物したら、あき時間にスマホからすぐ入力。記帳や計算の負担がなく、気軽に続けられます。収支は、見やすいパソコンでチェック。大きな画面で一緒に見られるので、夫も積極的に家計管理を手伝ってくれます。(Mさん・東京都・40歳)

●【マネーフォワード】口座と連携させ、自動で記録してくれる

口座やクレジットカードを連携すると入出金が自動で更新され、食費などの現金支出と併せて家計簿を作成。予算設定が費目ごとにできるのも特徴。証券口座を登録すれば、投資信託やつみたてNISAの管理も。

・一度登録すれば入力の手間なし!続けやすい“時短家計簿”

クレジットカードを使うたびに自動で入力され支出額に反映されるので、レシートを見ながら手打ちする手間が省けます。おかげで家計管理が時短になり、常に支出を意識するので使いすぎなくなりました。(Iさん・東京都・49歳)

スマホアプリを駆使してプチ稼ぎもスマートに

「フリマアプリはトクしかない!」という声が多数あがるほど、貯め達人たちがハマっている模様。
「不要品の処分にお金がかかる時代、フリマアプリは重宝。ものの管理が上手になり、ムダ買いが減る効果も見逃せません」(松崎さん)

●メルカリで不用品を売り総額10万円以上ゲット

空き箱や毛糸など

着なくなった洋服や靴、使わなかった化粧品をメルカリに出品。空き箱や毛糸など不用品はとにかく売って、1年で約11万5000円の収入に。アプリ収入は自分のおこづかいに充て、それまでのこづかい費を貯蓄に回しています。(Sさん・埼玉県・37歳)

<年間貯蓄額/100万円 家族構成/夫(37歳)、長男(2歳)、二男(0歳)>

<松本さん流売るためのコツ> ・タイトルに情報をつめ込む

出品前に同一品の価格や底値などをリサーチ。ブランド名、カラー、サイズなど関心を引く情報をタイトルにつめ込み、使用頻度や使い方など、商品の詳しい情報を本文に記入。

・4日以上売れなかったら再出品する

1日以内に売れなければ10%ずつ値下げして、4日売れなければ出品を中止し、再出品。それでも売れなければ出品終了。待ち続けるとストレスなのでリサイクル店で処分。

●2種類のアプリを使い分けて不用品を整理

大きくて梱包や発送に手間と送料がかかるものは、購入者に直接受けわたしをするジモティーで、洋服やオモチャなどこまごましたものはメルカリで売買。ブランドの子ども服は売れ筋で、いただいたものをきれいに着て高値で売りました。平均的に月1~2万円の収入に。(Kさん・愛知県・42歳)
<年間貯蓄額/200万円 家族構成/夫(41歳)、長女(7歳)、長男(4歳)>

[メルカリで売るもの]

・子ども服
・キャラクターのオモチャ…etc.

[ジモティーで売るもの]

・ベビーカー
・チャイルドシート
・電気ケトル…etc.

使えるアプリをとことん利用して、スマホでサクサク貯める。達人たちの習慣をマネして、貯まる家計を目指しましょう。