早いものでもうすぐ年末年始、帰省や旅行の予定がある方も多いのでは。
こんなときこそ、便利…と思ってためておいたコスメの試供品の使いどき。試供品+最小限のアイテムで荷物を減らすコツを、ライフオーガナイザーの下村志保美さんに伺いました。
旅用コスメはシートマスクとシアバターで充分。試供品は家用ポーチに入るだけ!
●普段は洗面所の引き出しにポーチをイン
出張や旅行の際につど「旅行用」のポーチにつめ替えるのは面倒ですし、帰宅後の片づけの手間もかかります。
私は旅行に持ち出せる、自立するポーチに普段使いの化粧品を入れて「家用コスメポーチ」として毎日使っています。ポーチは洗面台の引き出しが定位置。
引き出しの中ではポーチのフタはあけっぱなしにしています。
ブラシやアイブローペンシルなどは、ポーチの中にペン立てを入れて立てて収納。
普段はもちろん、旅先での使いやすさを優先してこの形で収納しています。
●試供品収納は別につくらない
以前は、化粧品の試供品を、洗面所の鏡裏にまとめて収納していました。
しかしそうすると持っていくのを忘れたり、いつ頃もらったのかもわからなくなったり…。
結局使わないままになってしまうことがほとんどでした。
ですから今は、普段使いのポーチに入れるようにしています。
そして多すぎるなと感じたり、具体的な旅行や出張の日程が決まってなかったりするときは、もらったその日に古いものから使ってしまいます。これが、ためすぎないポイントです。
旅行先でのコスメは、なくてもなんとかなります
化粧水はつめ替えるとこぼしそうだし、そもそもつめ替えるのが面倒なので、旅行には持っていきません。
かわりに、お土産でもらった個包装のシートマスク、それがないときは普段使っているシートマスクを小さなジップバッグに入れて持っていきます。
美容液やクリーム類はシアバターで代用。
顔だけでなく手や足、そして髪の毛にも使える万能選手。液体と違ってこぼれる心配もありません。
白い固形石鹸のダブル洗顔で落とせる程度のメイクなので、クレンジングを持っていくこともありません。
ホテルによっては固形石鹸がバスルームに置いてないこともありますが、私が今まで利用したホテルはリクエストするといただけました。
たとえなかったとしてもコンビニに行けば調達可能です。
歯ブラシもほとんどのホテルに備えつけてあります。
実家に行くときは、今使っている歯ブラシをビニール袋に入れて持参。持ち帰ることもあれば、替え時と思えばそのまま処分して帰ります。
海外の場合はホテルに歯ブラシがないことが多いので、持っていくといいでしょう。
●「あったら便利」はなくても平気
試供品の目的は、新しいコスメを試して知ってもらうということ。
旅行のときにあると便利に思えますが、普段使っているものと同じ商品ならともかく、まったく使っていないものは肌に合わなくて、旅先で肌荒れを起こしてしまうリスクもあります。
また「試供品入れ」のボックスや引き出しをつくったとしても、忘れてしまったら持っていないのと同じこと。
特別な収納スペースを用意するよりも、普段から目につく場所、普段使っているものと一緒の場所に置いておくことで収納スペースの節約にもなるし、試供品を活用できる収納になります。