年末年始の帰省や旅行が迫ってきました。ただでさえ大荷物になりがちな子連れ旅は、本当にいるもの、いらないものを厳選したいもの。
アメリカ・シアトルに暮らし、毎年のように子連れで日米間を往復しているというライターのNorikoさんに、子連れ旅で持って行くと便利なもの、持って行かないものを紹介してもらいました。
子連れ旅の成功は、グズり対策にかかっている!
わが家の場合、帰省するだけでもアメリカから日本へと、「海外旅行」になります。そんななかでわかった、最小限あるといいアイテムをご紹介します。
(1) タブレット端末
わが家の場合、義父母からタブレット端末がプレゼントされたのは、息子が1歳の頃。「お友達家族が旅行ですごく便利だって言っていたから」と、日本への帰省直前のタイミングでいただきました。
この救世主登場で、母1人、子1人での片道15時間の旅を無事乗りきることができました。
飛行機では、ヘッドホンがひとりで使えて、シートに備えつけの小型テレビを楽しめる年齢になれば不要かもしれませんが、電車移動や待ち時間があるなら、絶対に役立ちます。無音でも遊べる親子アプリを事前にダウンロードしておくと、Wi-Fiがない場合にも対応可能。
これまでに撮りためた写真や動画を見せたり、カメラやビデオの機能で一緒に遊んだりしても喜びますよ。
「子どもはなんでもすぐ落とす」を念頭に、タブレットカバーは必須です。
(2) 手のひらサイズのオモチャ
お気に入りのオモチャ2種類くらいに加え、最近あまり遊んでいなさそうなものも入れて、10種類くらいバリエーションがあるとかなり有効です。ポイントは、飽きたところで小出しにしていくこと。
たとえば息子の場合、ミニカー、スーパーボール、好きなキャラクターのフィギュア、くねくね変形するパズル、粘土、お絵かきボード、シールブック、ゴムの恐竜、風船、ミニライトなど。どれも場所を取らず、無音で遊べるものばかりです。100円ショップなどでいくつか購入しておいてもいいでしょう。旅先でうっかりなくしてしまうこともあるので、むしろ高価なものは持って行かない方が無難。
ちなみに日本からの帰りは、ガチャガチャでゲットしたオモチャが大活躍でした。少し大きくなったら、対戦ゲームのカードやハンドスピナーなどもいいと思います。
(3) 小袋のスナック類
1回で食べきれるサイズのスナック、お菓子が何種類かあると便利。グズり出す気配を感じたらおやつタイムにしましょう。
口になにか入っていればうるさくしないし、眠くなる効果も期待できます。食べ終われば、その都度荷物も減るのでラク。
音やにおいの出にくいベビー用スナックはたくさんありますし、100円ショップでもさまざまなものが買えます。アメやグミは、飛行機の離着陸の際、耳がキーンとなるのを防ぐ効果も。
(4) ソフトカバーのミニ絵本や子ども向け雑誌
かさばらないことを前提に、お気に入りの絵本やキャラクターの雑誌が1冊でもあると、かなり間がもちます。また、絵本で読み聞かせをしながら、そのまま寝てくれれば御の字。
タブレット端末の充電が間に合わない、Wi-Fiが使えないときに、あるとないとでは雲泥の差です。大人が文庫本を調達するように、空港の売店や旅先で買ってみるのも手。
(5) 着替え
子どもの分はもちろんですが、意外と盲点なのが母親の分。飛行機や新幹線など、狭い座席に隣で密着して移動する場合、子どもの食べこぼし、飲みこぼし、あるいは嘔吐の被害は大人の服にも及びます。かさばらない程度に、Tシャツやレギンスなどをバッグにしのばせておいて損なし。
がっつり被害に遭わなくても、なにかの弾みでちょっとしたシミができることはよくあります。そんなときには、羽織ものや巻きものでカバー。薄手のカーディガンやストールが1枚あると、防寒対策にもなって一石二鳥です。
続いて、逆にじつはなくても困らないアイテムをご紹介します。