食生活が多様化し、少子高齢化に伴って個人の健康志向も高まる昨今、日本の食卓に欠かせない「しょうゆ」にこだわる人が増えています。
酸化を防いでくれる密閉ボトルが登場してからは、鮮やかな色や風味を長く楽しめるとしてちょっとしたトレンドに。
ここでは、食に造詣が深いライターの朝岡真梨さんが、密閉ボトルのしょうゆを使い比べてくれました。

キッコーマンのしょうゆ「いつでも新鮮シリーズ」6種食べ比べ

今回は、たくさん種類が出ているキッコーマンの「いつでも新鮮シリーズ」の6本を比較してみました。

いつでも新鮮シリーズ
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それぞれの香りや特徴とともに、家庭で試してみたくなるおすすめシーンをご紹介します。

●スッキリした後味の「しぼりたて生しょうゆ」

しぼりたて生しょうゆ

甘味とうま味のバランスがもっとも整っていて使いやすいなと感じたのが、本醸造の「しぼりたて生しょうゆ」です。

ギョウザ

すごく香りがいいのですが、軽く火を入れるようなシーンでその香ばしさがいっそうアップします。ギョウザやチャーハンなどの香りが強めな中華料理とも相性がいいです。

・15.0mlあたりの食塩相当量:2.4g

●やわらかい口当たりの「塩分ひかえめ丸大豆生しょうゆ」

塩分ひかえめ丸大豆生しょうゆ

こちらも通常の濃口しょうゆと比べてると食塩分が25%カットされていて、ツンとする塩辛さを軽減させたマイルドな口当たりです。

常備菜の下ごしらえ

クセがなく食べやすいので、塩分を控えたい人にはもちろん、常備菜の下ごしらえをしておくときにも薄味で調整しやすいので使いやすいです。

・15.0mlあたりの食塩相当量:1.4g

●上品な色合いの「うすくち生しょうゆ」

うすくち生しょうゆ

注いだときの透きとおる色合いが本当にキレイな薄口しょうゆです。薄口しょうゆというと、通常のしょうゆよりも塩分量が高い点を心配していましたが、こちらは通常の薄口しょうゆ(食塩分19.1%)に比べて、食塩分を20%カットされた低塩タイプなので安心です。

お吸い物など

出汁そのものの効かせたハレの日の料理やお吸い物など、色合いを大切にしながら味の調整をしたいときにおすすめ。

・15.0mlあたりの食塩相当量:2.2g

●甘い香りの「おさしみ生しょうゆ」

おさしみ生しょうゆ

今回ご紹介した6つのおしょうゆのなかでももっとも色が濃く、甘い香りを放っていたのが「おさしみ生しょうゆ」でした。再仕込しょうゆに加熱殺菌を加えないで仕上げているため、コクのあるまろやかさが特徴です。

ローストビーフ

魚の生臭さを感じさせないくらい、甘い香りが強く濃厚な味わい。ローストビーフなどのお肉料理をワサビしょうゆで食べたいシーンにもマッチします。

・15.0mlあたりの食塩相当量:2.1g

●お寿司によく合う!「旨み豊かな昆布しょうゆ」

旨み豊かな昆布しょうゆ

色の薄めですが、ほんのり昆布色。北海道産の真昆布と日高昆布のだしが配合されているそう。通常の濃口しょうゆと比べてると食塩分が25%カットされているのですが、昆布のうま味が満足度を高めてくれるおいしさです。

お寿司にはこの昆布しょうゆがいちばん合うと思いました

お刺身だけでなく、ご飯やのりとの相性もいいので、お寿司にはこの昆布しょうゆがいちばん合うと思いました。

・15.0mlあたりの食塩相当量:1.8g

●隠し味としてもおすすめ「削りたてかつお節香るしょうゆ」

削りたてかつお節香るしょうゆ

だれもがホッとするカツオブシの香りが、パッと広がるしょうゆです。卵かけご飯などのシンプルな和食にもピッタリ。

パスタの味つけの隠し味に

パスタの味つけの隠し味に、麺つゆを使うような感覚でさっとひとまわしかけるだけでも、グンと風味に深みが出ます。

・15.0mlあたりの食塩相当量:1.7g

90日間という保存期間で使いきれる小さいサイズの卓上ボトルのしょうゆ。家族の好みや健康に合わせて、食卓で味の違いを楽しんでみてはいかがですか。