みなさん、こんにちは! マルサイです。
夫と長男(9歳)、二男(7歳)、三男(4歳)の家族5人で、佐賀県へ行ってまいりました。
初九州、初佐賀、初取材旅行、初子連れ飛行機と、初めてづくしの旅でした。
人生初の佐賀旅行!想像以上に楽しかった!
ところでみなさん、佐賀県といえばなにが思いつきますか? じつをいうと私は佐賀県についての知識がほとんどなくて、思いついたのがこれくらい。
*のり *がばいばあちゃん *はなわ(なんと偏った知識…)ところがじつは佐賀県とは知らずに知っていたこともありましたよ! 有明海、ムツゴロウ、有田焼、伊万里焼、唐津焼、丸ぼうろ、けいらん。これらが全部佐賀県につながっていたなんて知りませんでした。
こんな感じで知識があまりないまま旅立った私たち一家ですが、3日間滞在して帰る頃には、離れたくない! ここに住みたい! と思うほど佐賀県が大好きになってしまいました。
食べるものすべてがおいしくて、山も海も空も美しい。魅力的な方たちとの出会いもありました。そのなかでもとくに印象に残った佐賀県の思い出をつづっていこうと思います。
今回の旅でひそかに楽しみにしていたのが、唐津市蕨野(わらびの)の棚田です。なぜかというと、田んぼが大好きだから。田んぼの生態系の豊かさを前にすると、ウズウズしちゃいます。普段の生活で棚田を見られる機会なんてめったにないので、事前にネットなどで調べて予習もバッチリ! その際に棚田の写真をたくさん見たのですが、実際に見ると想像以上に高低差が大きく傾斜が急であることに驚きました。いちばん感動したのが、上から下へと扇状に広がっていく棚田のスケールの大きさと美しさ!
本当にしびれるくらい美しいんです。それもそのはず、こちらの棚田は「日本の棚田百選」に選ばれているうえ、「重要文化的景観」にも選定されているのだそうです。あぜごとに石が高く積まれていて、その石ひとつひとつがとても大きい。積み上げる作業はもちろん、石を運ぶのにも相当な労力が必要だったのではないでしょうか。
ところで三方を山で囲まれた集落の斜面にあるこの棚田では、生活雑排水の入らない清流で「棚田米 蕨野」というブランド米を育てているそうです。棚田米で握ったおむすびは、涙が出るほどおいしかった!
大げさではなく、これまでの人生でいちばんおいしいと感じたお米でした。次佐賀に行ったら、棚田米をお土産として20キロほど抱えて帰りたい…!
佐賀県の暮らしの 魅力はこちら! ●男子も思わず夢中に! ハーバリウムづくり同じ唐津市でトルコキキョウの生産と販売を行なっている小松花園さんでは、子どもたちがハーバリウムづくりを体験! 代表の奥さまが手取り足取り教えてくださいました。横で説明を聞いていた私は、奥さまの話す佐賀の言葉の響きに始終ときめきっぱなし。とくに語尾につく「~けん」がたまらなくいい! なんというか、まろやかで優しいんですよねえ…。
わが家の三兄弟は珍しく夢中になり、それぞれ好みの花を選んでビンに詰め世界にひとつだけのハーバリウムを完成。選ぶ色や詰め方などに個性が表れ、とても興味深かったです。じつはすぐ飽きてしまうんじゃないだろうかと予想していたのですが、ここまで真剣に取り組むとは思ってもみなかった! このハーバリウムづくりで、なんでも決めつけずに体験させてあげることの大切さを痛感しました…(反省)。ハーバリウムはお手入れ不要で長期間生花と変わらぬ鮮やかさを楽しむことができるので、思い出づくりやプレゼントにも最適です(三男は自分で完成させたハーバリウムを、おばあちゃんにプレゼントしました)。
佐賀県の農村情報は こちら!そしてトルコキキョウが育つ温室も見学させていただきました。山間部に位置するため、特有の寒暖差でより美しい発色のトルコキキョウを栽培することができるそうです。小松花園さんのトルコキキョウはバラと見間違うほどの華麗さで、この日にいただいたものは次から次へとつぼみたちが開花。わが家のリビングで4週間近く咲き続けてくれました。
お花のある生活、幸せでした~!(ちなみにトルコキキョウの花束は、佐賀県のふるさと納税の返礼品にも登録されているそうです)。
佐賀体験記はまだまだ続きます!
後編もお楽しみに♪
佐賀県の暮らしの 魅力はこちら!【イラスト・写真・文/マルサイ】
小学3年生、1年生、4歳の男子3人と夫の5人家族。男の子あるあるや家族のほのぼの話を描いた絵日記をインスタグラム
@maru_saiで発信。著書に
『マルサイ家の三兄弟 ドタバタ絵日記 男子が3人います。』(大和書房刊)など。最新刊は
『主婦力ゼロからのやってみた家事』(大和書房刊)