そろそろ来年のカレンダーを検討する時季。雑誌の付録にカレンダーがついてきたり、お店でもらったりする機会も増えます。
「私はカレンダーを、家事シェアと家族の情報共有に活用しています」と語るのは、ライフオーガナイザーの下村志保美さん。詳しく伺いました。
手書きだから目に入る!伝わりやすい!家族間の情報共有はやっぱり「カレンダー」で
すべての画像を見る(全5枚)カレンダーを新調する季節になりました。来年はどのカレンダーにしようかな、と迷うのも楽しいですよね。
家族で使うなら、机に置いておくタイプよりもやっぱり壁かけタイプ。私は家事シェアに使うことにしています。
●夕食はいる?いらない?
家族も私も仕事やプライベートで忙しく、夕食を家で食べないことが多いわが家。夫の夕食の要不要はこちらのカレンダーにメモ。
また私が仕事などで朝食をつくれないというときもここに書いておけば、夫もそれを見て自分で準備してくれます。
スマートフォンのアプリも併用して、そのときそのときで使いやすいほうで伝えればいい、くらいのゆるさが互いの負担にならないコツです。
●宅配便の受け取りやクリーニングなども
配達日指定や時間指定をした宅配便の受け取りもここにメモしておきます。自分が忘れないためだけでなく、家族にも伝えることができるので、「宅配便が来るなら買い物は後にしよう」など予定を調整してくれることもあります。
クリーニングも同様。わが家は夫がクリーニング店に行く担当ですが、出張などで受け取りたいタイミングで取りにいけないときも、ここに書いておいてもらえれば、私が受け取りに行きます。
●冷凍庫の在庫管理
冷凍庫にあるもので家族がそれぞれ食事をつくって食べることも多いわが家。
なにが入っているかわかりやすくするために、カレンダーの余白にふせんを使って管理しています。
食材を冷凍庫に入れた段階でふせんをペタッとはって、家族が食べてなくなったらふせんをはがしてもらいます。
こうすることで家族はなにがあるかわかりますし、私は冷凍庫をあけなくてもなにを買いたせばいいのかわかります。また「あると思っていたのになかった!」なんて悲劇も防げます。
●食べたいものリクエスト
毎日の食事づくりでいちばん面倒な部分は献立を決めること。家族に食べたいものをふせんにはってもらうようにしました。そして「この日食べたい!」という希望がある場合はその日に。
私もレシピサイトなどを見て食べたい! と思ったら、忘れないうちにここにはっておきます。献立の候補が増えれば増えるほど時短につながりますし、気持ちもラクに。
●ふせんのはり方のコツ
ちょっとしたことですが、横書きの場合、右側を接着部分にして書くと、ふせんを重ねてはっても文字が重なりにくく、見えやすさが違います。また予備で数枚はっておくと、わざわざふせんを出してくる手間も省けて便利。
わが家はこのカレンダーをグラスが入った食器棚の扉の内側にはっています。ここは毎日家族が必ずあける場所。高さもちょうど目線の場所なので絶対に目に入ります。
「○○しておいて」と口頭でお願いすることもありますが、こうやってそれぞれの簡単な希望を書いたり、在庫管理をすることで、「できることはやっておくよ」という家族それぞれにとって負担のない家事シェアができています。